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2010年6月19日 (土)

肉体労働者が空を飛ぶ時、窓ぎわのコーちゃんに恐怖の暗躍団が迫る!!

俺が高三の頃、渋谷のパルコスペースパートⅢで行われたPFF(ぴあフィルムフェスティバル)オフシアター部門の84年度入選作品上映会でトリを飾ったのは肉体労働者が空を飛ぶ時、窓ぎわのコーちゃんに恐怖の暗躍団が迫る!!という8ミリ映画。

これはスーパーマンやインディ・ジョーンズといったハリウッド大作や黒澤明作品のパロディで構成された手作りのエンタテイメント作品。実はパルコで公開される前に池袋の文芸地下で二次選考通過作品として公開された時に一度観てて、あまりにも面白かったから渋谷で再見したのだ。

PFF84オフシアター部門の公開は3つのプログラムに分かれていて、肉体労働者~の含まれた最終日は3プログラム中、唯一の超満員。今にして思うとみんなこの作品が目当てで渋谷へ足を運んだんじゃないかな。

この映画は浪人生のコーちゃんが高校時代の同級だった女の子に恋心を抱きつつ勇気がなくて一歩を踏み出せず、みたいなユルいラブコメから始まる。この辺は結構退屈なんだけど、脈絡無く桑畑三十郎やスーパーマンが現れる辺りから映画は急激に加速を始め、クライマックスで描かれるジャッキー・チェンばりに体を張ったチャリンコチェイスシーンは観る者全てを圧倒する。

映画が終わった瞬間、劇場は拍手と大歓声に包まれスタンディング・オベーションとなった。俺も随分と映画を観てきたけど、あれほど会場が盛り上がった例を他に知らない。例え8ミリの学生映画でも多くの人を感動させる事は充分に可能なんだなあ・・と感慨深く劇場を後にした事を今も鮮明に覚えてる。

その後、この映画が都内で公開される度に上映会場へ足を運んだけど、渋谷の時ほど盛り上がる事は一度もなかった。作品として優れていても客層が変わると盛り上がらない事があるんだと思ったりして、あの映画からは色んな事を学んだ気がする。

ちなみに地獄の決闘もこの映画をリスペクトしてる部分が多々あって、ヒロインが銃の弾丸を掴むという設定はこの映画で印象的に登場するリチャード・ドナー版スーパーマンのパロディが元ネタ。クライマックスの決闘シーンで画面がシネスコになるのも肉体労働者~で黒澤映画のパロディシーンになると画面がモノクロになる手法の応用編。

数年前、フィルムセンターで上映された時も観に行ったけどやっぱり面白かった。多分、また都内で公開される時にはフラリと劇場へ行っちゃうんだろうな。出来る事ならもう一度、あの渋谷で盛り上がった観客達と大騒ぎしながら観たいよねえ・・

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コメント

これ、映ちゃん日記で知っておれも見に行きました。
2008年7月のフィルムセンターでしたね。
荒削りだけど熱い熱い映画だったなあ。

あれはホントのお祭り映画ですね。フィルムセンターで静かに観るのも悪くないけど、小便臭い二番館でノリの良い酔っ払いと見たら面白さ100倍です。

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