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2010年8月 4日 (水)

日本侠客伝 関東緋桜一家

高倉健伝説の出発点と言える日本侠客伝の1本目と、東映任侠路線の終焉とも言える藤純子引退記念作品関東緋桜一家を立て続けに観る。

日本侠客伝は、やはり1本目という事もあって任侠路線の王道が確立されてない印象で、クライマックスの殴り込みシーンが淡泊だから若干不完全燃焼。それでもクライマックスに向けてのお膳立てが完璧なので、勧善懲悪物を撮ろうとした場合には最良の教科書になる。

任侠物の王道と言えば、義理と人情を重んじる古いタイプながらもいなせなヤクザと、仁義を通さず約束も守らず嘘ばかり並び立てる悪いヤクザの対立。まず、いなせなヤクザの粋な部分をしっかり描いた上で、悪いヤクザの傍若無人さを徹底的に見せつけ、いなせなヤクザは我慢に我慢を重ねるも、最後の最後に堪忍袋の緒が切れて殴り込み、と。

特筆すべきは悪いヤクザの悪事が1つや2つじゃなく、6つぐらい重なった時点でいなせなヤクザの怒りが爆発する点。俺なんか2つぐらいで主人公を爆発させちゃうんだけど(地獄の決闘が正にそれ)健さんはここで堪える。堪えるからこそクライマックスのカタルシスも倍増するのだ。ただ、後期の任侠物ならクライマックスで健さんの喧嘩腰の太刀使いが存分に描かれてドーパミン大噴出なのに、これがまだ確立されてない点に歴史を感じる。

関東緋桜一家は引退表明した藤純子の為に突貫工事で作られた大作だから特筆すべき傑作の域には到達してない。それでも鶴田浩二、高倉健、菅原文太と言った東映の大スターが顔を揃えつつも、そこに無理矢理感が全くない脚本と演出の見事さ。職人芸ってのはこういう事を言うんだな。

実は俺、任侠物大好きと言いつつ不勉強で観てない映画が凄く多い。今回この2本に触れた事で少し穴を埋めておこうと思い立ち昭和残侠伝の1本目と新網走番外地をレンタル。それと東映任侠路線のスタート地点人生劇場 飛車角も借りなくちゃ。暫くはこの路線を掘り下げる事になりそう。

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