« 映画秘宝 2011年3月号 | トップページ | グリーン・ホーネット »

2011年1月23日 (日)

キック・アス

その昔、スーパーヒーローには強い事以外の要素は全く必要がなかった。それが現実離れした異星人でもマッドサイエンティストが作り上げた改造人間でも観る側は納得出来たわけ。ところが今の時代、そんな単純な設定じゃ子供も納得しなくなって様々な変化球が必要になってくる。昨今のバットマンやスパイダーマンにもそういう要素は含まれてるね。すなわち現実離れしてるんだけど限界ギリギリのラインで踏み止まるリアリティですか。

キック・アスも正にその変化球を使った現代のスーパーヒーロー物なんだけど、一番重要なのは軸がブレない点で、正義は必ず勝つ事、悪人がやられるシチュエーションにカタルシスがある事、この2点をしっかり守ってるから設定や展開が変化球に満ちていても俺はヒーロー物の大道だと思う。

私的に嬉しかったのがダークマンと同系列の復讐物が主軸になってる事と、全世界の映画ファンを熱狂させてるヒットガールの立ち振る舞いね。小学生の殺し屋という設定から三池さんの不動を思い出したりして。とにかくガキが華麗に人を殺すという不道徳感がたまらない。

一つ難を言うと主人公が捕らわれる所で悪玉の息子が奴は助けてやってくれ的に情を移す点。何度も言うけど悪役は悪役以外の何物でもなく、徹底的に憎たらしくしないとカタルシスが半減するんだよ。ネタバレになるから書かないけどラストカットへの布石(すなわち次作へ繋げる為)に必要だったのかな~とは思うけど、俺は奴にも徹底的に悪役を貫き通して欲しかった。

さておき、そういった細かい部分を除けば文句なしの傑作。但し、バイオレンス描写が結構激しいからそういうの苦手な人はご用心。

« 映画秘宝 2011年3月号 | トップページ | グリーン・ホーネット »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: キック・アス:

« 映画秘宝 2011年3月号 | トップページ | グリーン・ホーネット »

2022年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ