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COVERS Grace of The Guitar+ 森恵

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2011年4月20日 (水)

漂流教室

旧サイトにも書いたけど、俺にとってのベストコミックは高森朝雄/ちばてつやのあしたのジョー、手塚治虫のブラックジャック、楳図かずおの漂流教室で、これはもうガキの頃から不変。恐らく生涯変わらないと思う。

世間的に漂流教室と言えば世紀末的なテーマ性や奇抜な世界観が取り沙汰されてるものの、ここで俺がその事を書いたって仕方ないので、とにかくこのマンガの逸脱した面白さを熱く語っていく。

俺は密かにこの作品をノンストップマンガと呼んでる。一度読み始めたら明日の朝が早かろうが関係なしに全11巻読破するまで止まらないのだ。これは何10回読み返しても変わらない。ハッキリ言ってこの面白さは異常である。

何しろ一冊の締めくくりが毎回毎回凄過ぎる。特に第3巻の終わり、高学年の生徒達が校庭で揉めていたら低学年の子供達が屋上に集まってて、一人の子が僕、鳥になっておかあさんへ会いに行く!といって飛び降りてしまう。当然、飛べるわけもなく地面に叩き付けられるんだけど、それを見た他の子供達もその子の真似をしようとどんどん柵を登り始める。それを見た主人公の高松君がよせ!!と叫びながら駆けていくところで3巻終了。

ちなみに俺、生まれて初めて読んだ漂流教室がこの3巻で、何故か小学校に置いてあったんだけど4巻は置いてなかった。うお~~! 続きが読みてえ~~!!と半狂乱に陥ったもんです。

さておき、砂漠化した未来へタイムスリップした小学校を舞台にしたこのマンガは次から次へと事件が発生するので読み手を全く飽きさせない。パニックが収まったかと思ったら一人の先生が錯乱状態に陥り他の先生達を殺しまくったり、謎の怪虫が現れたりペストが流行したり未来人間が現れたりetc... 

そして忘れちゃいけないのが給食のおじさん関谷の存在。たった一人生き残った大人で、自分が武器を持って優勢になるとひたすら威張り散らすクセして、劣勢になると子供達をおぼっちゃま扱いして命乞いするという正に人間のクズ代表。俺の知る歴代憎まれキャラの中でも間違いなくトップクラスの素晴らしさ。

言わずもがな絵も見事だねえ。怪虫とか未来人間とか、絵に触るのもイヤになるぐらい気持ち悪い。演出も素晴らしく、クレーンショットやズームアップ、ズームバックといった映画的手法がここかしこで使われてる。盲腸になった高松君を麻酔無し、カッターナイフ一本で手術するエピソードも凄まじかったな。あの痛みときたらうばわれた心臓の数10倍でトラウマどころの騒ぎじゃない。

もう、このマンガを語り出すと止まらないのでこの辺にしておくけど、世間的には幕切れに不満を持ってる人が多いらしい。俺は大好きな終わり方で何一つ文句ないんだけどねえ・・ まあ、この辺も人それぞれの感性か。

しかし、よもやウチのリピーターにこのマンガを読んでない人は居ないと思うけど、もし読んでない人が居たら悪い事は言わないので早急に読むべし。でも、読むタイミングには気をつけてね。翌朝早いのに夜から読み始めたりしたら寝不足になること請け合いだから。

あ、ちなみに劇場用映画とドラマに関しては観てないし生涯観る気もないから言及なし。

※ ここで言う一冊とは少年サンデーコミックス新書版の話

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