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2013年3月15日 (金)

あれから

凄く静かで、力強く、美しい映画でした。3.11関連の作品という話を聞いて震災をキッカケに始まる物語なのかと思ってたら違って、進行形の人間ドラマが3.11をキッカケにして一歩踏み出す様を震災直後から描き始める構成の作品。

俺自身が3.11を思い返すと、テレビに映し出される信じられない光景や交通機関と通信網がマヒして騒然となった状況よりも、不気味なまでの静けさが何より印象深い。これは俺が夜勤明けで自宅にいたからで、東北や都心は大変な事になってるというのに一歩外へ出ると都下は何事も無かったみたいに静かで人気もまばら。そのギャップに戸惑ったのを昨日の事のように思い出す。だからこの映画で描かれる震災直後の様子は俺にとって凄くリアルな物に感じられる。

ちなみにこの作品は全体の5割が顔のクローズアップで構成されてる。実際はもっと短いのかも知れないけど印象的には顔・顔・顔の映画。そして、その大写しされたヒロインの表情が繊細で、力強く、圧倒される。時にはそれが演技である事すら忘れてしまう見事な表現力に脱帽。

相方が精神バランスを崩した一組の男女を描いた物語という点で篠崎監督の劇場デビュー作おかえりと本作は一卵性双生児的な作品になってる。見終えた後、グッと考えさせられる余韻を残す点もおかえり同様。とは言え決して小難しい作品ではないので、興味を持たれたリピーター諸氏にも是非ご覧いただきたく。なお、上映スケジュール等は公式サイトでご確認下さい。

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