お葬式
友人知人への私信を含めて書きますが昨日の朝にお袋が他界しまして、今は葬儀の準備に追われてるところ。
あ、言っておきますがお悔やみコメントとかマジ勘弁。文面からもお分かりの通り、悲しくないって言ったらウソになるけど落ち込んでる訳でもないので。むしろ脳梗塞で半身不随になり会話すら出来なくなったお袋の姿を見る事の方が辛かったから、決して大往生とは言えないものの俺ら身内にとってもお袋にとってもこれで良かったと思ったりしてる。
で、こういう事を重々しく話しても仕方ないので今後リピーター諸氏も経験するであろう喪主初体験ルポを書いておこうかと。ただ、現時点で葬儀屋との打ち合わせ等でメインに動いてるのは姉貴。数年前に叔母が他界した時も葬儀屋とのやりとりを経験してるので実に手際が良く、名ばかり喪主の俺は姉貴におんぶにだっこ状態。実際、姉貴が居なかったら今頃頭パンクしてるわ。それぐらい葬儀の準備ってする事が多くて悲しんでるヒマがない。だから気も紛れるって事で葬儀という文化は今も根付いてるのかなと思ったり。
シネフィル的に葬儀って事になると即座に思い浮かぶのは伊丹十三監督のお葬式と滝田洋二郎監督のおくりびと。お葬式は俺的にさほど好きな作品じゃないけど、登場人物が葬式のHOW TOビデオを観るシーンは凄く印象に残ってる。実際、葬式って分からない事だらけなのでこういうアイテムに頼らざるを得ない。今じゃ時代が変わってweb検索がメインだけど、戒名の事とかお寺に納めるお布施の事とか調べまくりですよ。
あと、山崎努が喪主の挨拶の件で頭を抱えるシーンがあったけど、今の俺が正にその状況。告別式は2日後だからもう少しだけ猶予があるけど、これから挨拶の原稿を書かなくちゃいけない。葬儀屋の話では読んでもOKという事なのでちょっと安心したものの、カンペ無しでやり遂げた方がカッコいいんだろうな。でも俺は失敗の方が怖いのでカンペをガン読みするつもり。
そう言えばおくりびとで描かれた経帷子を着せるセレモニーはなく御遺体に乗せるだけ。実際はこっちの方が主流なのかな。他にも三途の川の渡し代の六文銭の札を首にかけたり足袋や草履を履かせたりとお約束事が多い。今まで気付かなかったけど棺に入ってると顔の周辺しか見えないから見落としてたんだな。今後リピーター諸氏が葬儀へ参列する際はその辺に着目してみるのも一興かと。
今は諸々の作業を終え(喪主の挨拶の件は除く)いつも通り酒を飲んでる。こういう奴だからいつも通りに過ごすのが一番の供養かな、と。今日は午後から葬儀屋と再度打ち合わせをして、明日には通夜。こうなるとさすがにブログ更新も難しいので酒飲みながら悠長にブログ更新出来るのは今日までかも。重ね重ね書くけどお悔やみコメントとかホントに止めて下さい。貰っても嬉しくないし、書いていただいてもコメント返しませんので。
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