通夜/告別式を終えて
お袋の通夜/告別式はつつがなく終了し、夕方から今さっきまで後飾りを置いた1階の和室にある遺品を整理・処分してた。しかし一軒家で夜に一人、遺影と遺骨のすぐ脇で故人の遺品をゴミ袋にバシバシ放り込むのってマジで怖い。な~んか怒り顔になってたら小便チビるなとか思って遺影を横目でチラチラ見つつ酒飲みながらPerfumeのアルバムを結構な怨霊・・否、音量で聴きながら作業してた。梅図かずおのマンガじゃあるまいしそんな事はないんだけど、作業中に蛍光灯が1本切れた時は心臓止まりかけた。お袋め、ちょっとイタズラっぽい所があったから冗談半分で俺に脅しかけてやがるな。
さておき、1階の部屋だけは綺麗になったし、自宅にあるお袋の遺品なんぞ冗談抜きでトラック2台分あるから今日の作業はここまでにしてブログ更新なんぞを。
まず通夜だけど、葬儀屋の人がどのタイミングで何をすれば良いのか事前にアドバイスしてくれたし、住職さんへのご挨拶やお布施を渡すキッカケも作ってくれるので言われるがままに動くだけ。ちょっと困ったのは通夜振る舞い(別室で寿司食ったりするやつ)の時の立ち振る舞いが分からなかった事。さすがに喪主がガツガツ寿司食ってたらまずかろうと思いつつ住職さんや列席者の方々へ挨拶して回る。な~んか気が付いたら終わってて、喪主らしい振る舞いが出来てたかどうかは全く分からない。それでも超絶人見知りの俺的には相当頑張ったんじゃないかと。
翌日には8時スタートという異例の早朝告別式。いやあ、寝不足で聴く念仏は冗談抜きでヤバいね。さすがに親の葬儀で居眠りするほどバカじゃないけど、気を抜いたら俺が極楽浄土へ飛んでいきそうな勢い。取り敢えずあの世へ行く事なく副住職さんの有り難い説法を聞き終え、故人とのお別れになるお花入れの儀式の後、俺にとっては一番の大仕事となる喪主挨拶。
昨日ちょっと書いた通り既に原稿は書き上げてて、それを読むだけなれど俺も一応映画作家だから、ちょっと気の利いた粋な言葉を入れたくなる訳ですよ。で、思い付いたのがこの一説。
今頃、親父と36年ぶりに再会してるんじゃないでしょうかね。
良いフレーズでしょ? でも、これを泣きながら読むとカッコ悪いんだよ。そんな事もあり葬儀では一番の泣き所となるお花入れの直後に喪主挨拶だから不安視してたものの、やはり4年の介護生活があったから列席者の皆さんも心の準備が出来ててあまり湿っぽい雰囲気にならなかった。それが幸いして無難にやり遂げる。ちなみに先日書いた俺の涙腺スイッチとなるMAYの写真は棺へ入ってるものの、御遺体の上に乗せる掛け布団の下にあって見えないから問題ナッシングなのでした。
ところで先のフレーズには大きな間違いがあり、浄土宗の教えでは先立った身内との再会は四十九日の巡礼を終え極楽浄土へ辿り着いた後という事らしい。つまりお袋はまだ親父に会えてない。それを火葬の後に副住職さんが列席者の方々へ言っちゃったから恥の上塗りですよ。
でもまあ、イデオン発動編じゃ死んだ直後に先立った連れ合いと再会して二人で幸せそうに飛んでっちゃう描写もあったので宗派が違えば問題ない、と思いつつ無理矢理納得。
さておき、これで葬儀を終えて一段落と思ったら大間違い。鬼の様な各種手続きと四十九日へ向けての準備作業が待ち受けてる。位牌も作らなくちゃいけないし、期日を決めて親族とのスケジュール調整やらお寺との事前打ち合わせやら、気が遠くなる程やる事満載なのだ。
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