森恵 MY COUNTRY ROAD 2014 SHIBUYA-AX【ポジティヴ編】
webを見渡すと熱いルポがポツポツ公開され始めてますね。俺も便乗するけど昨日書いた通りネガティブなネタを含む事と、かなりの長文になる事を考慮し前後編へ分ける事にしました。今回はポジティヴ編なのでもりめぐさん属性のリピーター諸氏へは気楽に読んでいただければと。なお、セットリストは書きません。余所のファンブログで公開されてるようなのでそちらをご参照いただければと。
周囲を見渡したところ空席ゼロ。ひょっとしたら都合で来られなくなった人が幾人か居たかもしれないけど満員御礼と解釈して間違いない。当日券が出たから少し不安視してたものの、客入り8割程度の2013年と比較すれば大躍進。欲を言えば一ヶ月前にSOLD OUTといきたかったね。
今回思ったのはシングル・アルバム各1枚リリースしてレパートリーが増えた事によりセットリストの幅も広がったなあ、と。それを強く感じたのは後半のアップテンポなロックチューン4曲(傷、確固たるもの、キミニハ薔薇ヲ、鍵)で、2013では点だった曲構成が今年はしっかり線になってる。
MCや客の煽りもかなり上達してる印象。これも2013との比較になっちゃうけど去年は相当緊張してたのか実に淡泊なMCだったのに今年は余裕すら感じられた。度重なるテレビ出演や大型イベントへの参加経験で肝が据わったのかも。
肝心な歌声に関してだけど、これはもう400点満点。特に冬の約束、世界、愛せない人といった熱唱系の楽曲でのロングトーンの美しさと迫力は森恵ここにありきといった素晴らしさで何も言うことなし。
以前、弾き語りツアーのルポで書いたけど、もりめぐさんは会場の規模に合わせて声量をコントロールしてる。PAバランスを踏まえ小さいハコだとセーブするのね。これがAXではMAX(シャレじゃないよ)で歌い上げるから他の会場とは迫力が違う。正に圧巻の二字。
もりめぐさんから少し話が離れるけどサポートメンバーの伊藤ハルトシ氏、凄い才能だねえ。ギターはロック・ブルース・ジャズと何でもこなせてオマケにチェロまで弾きこなすという超オールラウンドプレーヤー。もりめぐさんとのアコースティックツインギターでブルージーな名演を披露したお菓子の家や、ストリングスパートをサンタナばりの泣きのギターでカバーしたゆずり葉等々、伊藤氏の見事な演奏力には陶酔させられる事しきり。もりめぐさん陣営も素晴らしい人材を味方に付けたね。
しかしアンコールで歌ったキミ、以前も書いた通りCDとライブは全く別物。俺は密かにCDをソフトバージョン、ライブをハードバージョンと呼んでる。言わずもがなハードバージョンの方が俺のツボ。
webを見渡せば森恵の真骨頂は弾き語り的な記述がここかしこに見受けられ、それは確かにそうなんだけど俺ってそもそもロック属性の人間なので、音圧や高級感を含めバンド編成の音に強く惹かれてしまう。故にもりめぐさんのバンド編成ライブが年1回しか堪能出来ないのは実に惜しい。だからこそマイカンにはスペシャリティがあるんだけど、個人的には年2・3回バンド編成のライブを観る機会があれば嬉しい。今より知名度が上がればそれも夢じゃなくなるだろうけどね。
ちなみにここまで2013のマイカンをかなり引き合いに出してきたけど、両天秤に乗せると2013の方が魂を揺さぶられた。理由は説明出来ないけど完成度は今年の方が上、印象度は去年の方が上、としか言いようがない。初めて観たもりめぐさんのハコライブが去年のマイカンだったって事が影響してるのかもしれない。まあ、優劣付けるのもナンセンスなのでどっちも最高!って事で。
はい、今回はこんな調子でポジティヴな話題を書き連ねて来ましたが、次回は一転してネガティヴなネタ一色。もりめぐさん属性の方々を不快にさせる可能性があるので閲覧は自己責任でお願いします。
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