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2014年4月15日 (火)

THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON

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腕時計好きには説明不要だけど、これはオメガ・スピードマスター・プロフェッショナルの裏蓋へ誇らしげに刻まれている言葉。簡単に訳せば俺は月に行っちゃったんだぜえ~って所か。

俺自身は全く無駄使いだと思ってないけど世間的には立派な無駄遣いなんだろうなあ・・ とは言え正直な話、去年までこいつを入手しようとは全く思ってなかった。それがいきなり180度考え方を買えて購入したのには3つのキッカケがある。

まず、大した額じゃないけど先月に臨時ボーナスが出た事。それと年末だったか、たまたま飲んだ仕事仲間がスピマスProをしてて、Autoユーザーの俺は微妙に負い目を感じてしまった事。

そして決定的なキッカケは去年スピマスAutoの修理を依頼した業者のブログ。曰く、車のエンジンと機械式腕時計は同等に考えなくてよいと。あまり長期間放置するのは問題だけどワインダーで常時動かし続けるより、むしろ停止状態で保管した方がパーツの摩耗も少なく余計なトラブルを回避出来るんだと。修理を依頼した際のメールやりとりで信頼出来る業者だと確信したからこそ、この記述は重く心に響いた。

自動巻時計ならワインダーにかけておけばコンディションを維持出来ると思ってた俺にとっては正に目から鱗で、停止状態での保管に何の問題もないのなら俺とてスピマスProユーザーになり得ると思った瞬間、強烈な所有欲に見舞われてヤフオクの出品物を物色。CFでもやってるけど消費税が8%になろうとも個人売買に消費税は関係ないので、個人ユーザーが出品してる未使用品を市場価格より僅かばかり低い価格で入手。とは言え、安い買い物じゃなかった。

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左がProで右がAuto。最大の違いはスケール感だけど、他にもスモールセコンドが左右逆だったりクロノグラフの秒針の先端に涙型のポイントが付いてたり、0時部分にドットが打たれてたりAutoにある秒数表示がProにはなかったりと相違点は多い。

折角なのでサブマリ様とも並べてみる。

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こう見るとスピマスProが一番偉そうだね。ちなみに重量を電子計りで計測してみるとベルトのコマを3つ抜いたスピマスProが141g、サブマリ様が131g、スピマスAutoが97g。重量もスピマスProがNo.1。

今は正真正銘のムーンウォッチを手にした満足感に酔いしれてるので暫くの間はサブマリ様にお休みいただき、
以後サブマリとスピマスProをその日の気分で使い分けていこうかと。

問題はスピマスAuto。部品取り機まで入手して復活させた思い入れの強い代物だから即放出するつもりはないけど、使用頻度が激減する事は確実。今は取り敢えず湿気を避ける為にカメラ用の除湿庫に保管中。このまま半年1年使う機会がなかったらヤフオク逝きかな~ ちなみにスピマスAuto 3510.50は完動品なら最低でも8万台で、訳あり物件でも7万台で確実に捌ける。

スピマスProにせよ、その人気は未来永劫不変だろうから金に困った時には売り払えばいいのだ。ここ1・2週間ヤフオク出品物をチェックしてると20年近く前のモデルでも元箱やギャランティーカード付きの完動品なら20万前後で取り引きされてる。そう考えればまったくもって無駄遣いとは言えないよね。

思えばその昔、今回の購入資金とほぼ同額の金をパチンコの月間収支で失った事があるから、それに比べれば500億倍マシな金の使い方でしょ・・つーか、誰に向けて何の言い訳をしてるんだか・・

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