ウチの番組ではゲストに海外のファッションデザイナーを迎える事が多く、立場上そういう人って大抵いい腕時計を身に付けてる。昨日俺が撮影したゲストさんの腕にもデイトナのブラックダイヤルが光ってて羨ましい事この上ない。
俺もROLEX愛好家の端くれなのでやっぱりデイトナ欲しいですよ。しかしながら現在の流通価格は130万前後。さすがにこの値段になると浪費家の俺も手が出ない。いや、無理すれば買えない事もないけど、プラス何十万か出せばトヨタ86の中古車が買えちゃうと思ったら所有欲が失せる。
更に言えば300万の金無垢モデルとか600万のプラチナモデルとかあって天井知らずだから、貧乏人が背伸びして憧れのブラックダイヤルを130万で入手してもてっぺん取った気分にはなれない。やっぱりねえ・・このクラスの腕時計は既にフェラーリとか持ってて、それでも経済的に余力がある金持ちの趣向品ですよ。
とは言え妄想するのはタダなので、酔っぱらいが金持ちになった気分で欲しい車を物色してみる。
現実的に狙ってるのは前記通りトヨタ86の中古だけど金が無限にあったら当然、海外のスーパースポーツカーを狙う。それもフェラーリやポルシェは度外視してマセラティとかアストン・マーチン。何つーか、フェラーリやポルシェって車としての価値よりブランドイメージやステイタス性が先行してるでしょ。そりゃマセラティやアストンだって同様だけど、フェラーリ・ポルシェと比較したらちょっと斜に構えた印象で俺の琴線に触れまくる。
ちなみに自宅から車で数分の所にある高級中古車専門店でマセラティGTが売られてる。俺の知る限り1年前から置いてあるので全然売れないみたい。

いや~、カッコいいじゃないですか。しかし968万出せば余裕でポルシェ買えるから小金持ちも敬遠する。それでも敢えてマセラティ買っちゃうのって粋だよねえ。俺が金持ちだったらそういう奴を目指す。でも金がないから画像で我慢する。
そう言えば20代の頃、一時気の迷いで入手しようか否か本気で悩んだカワサキ750RSや750SSも今じゃ軽く100万超えてるのね。昔はレストア前の実動車なら5-60万で買えたのに。
トヨタ2000GTも今じゃフルレストア済みで4000万とかするらしい。俺が20代の頃はまだ2000万以下に収まってたのにな。いずれも20年以上前の話だから高騰するのも仕方ないか。
高騰と言えば、俺が気まぐれでギターを始めた頃に読んだ雑誌記事では相場500万前後と紹介されてたギブソンの59年製レスポールも今じゃ2-3000万ですと。凄いねえ。ジミー・ペイジも金に困ったらこれ1本売るだけで何年か食いつなげるわ。
金額的にもう少し現実的な話を。しかしながら内容は前記以上にアホっぽい。
今は撤退しちゃったけど以前コンプリートを目指してたクリント・イーストウッド出演作の映画チラシ。既にピークを過ぎた感があるけど今も根強い人気を誇り、地方版を含め全種揃えようとしたら4-500万かかる。59年製レスポールの1/6程度だし、俺とて無茶すれば多分揃えられる・・けど、そこまでして古い紙切れを揃えても幸せになれないので、そういう事は金持ちのコアなコレクターに任せます。
ちなみにイーストウッドと双璧を成すスティーブ・マックィーン出演作のチラシも全種揃えようと思ったら似たような金額が必要・・なれど、いずれも徐々に値が落ちてる。結局、映画チラシブーム全盛期の7-80年代に多少の財力があってチラシ収集へ尽力を注いだコレクターって俺らより少し上の世代だから今じゃ6-70代でしょ。既に隠居したり天に召されたりして熱望する人数がどんどん減ってるんよ。今の若い世代にイーストウッドやマックィーンが若かった頃の魅力を説いてもピンと来ないだろうし。だから10年後には半額以下まで落ち込むかも。
最後に、コレクターとして半引退状態の俺が今もヤフオク出品物をちょいちょいチェックして完集を目指してるカルビー原辰徳カードの話。俺が未入手のカルビー原カードはあと10枚で、いずれも市場価格は1枚1-2万。唯一、89年の#412だけは10万でも入手が叶わず、それ以前に全く市場へ出ないから俺が死ぬ前に入手するのは不可能かも知れない。
それを度外視すれば10数万の出費でラスイチまで辿り着ける。でも俺は相変わらず金に物言わせて力業で入手って事をしない。何故か。そりゃあ、欲しいカードを入手する事より集める課程の方が楽しいからですよ。揃っちゃったらもう楽しめない。だから熱望してるカードがヤフオクに出ても小競り合いを繰り返し、落とせなかった事に楽しみを見出したりして。まったくコレクターって奴は生粋のマゾヒストだわ。
例によって酔っぱらって書いてるから話が支離滅裂だぞ。何処が身分不相応の浪費ネタなんだか・・