DAICON IV Opening Animation
以前にもリンク貼ったものの削除されちゃったみたいなので改めて紹介。アオイホノオで主人公・焔モユルが同期生である庵野ヒデアキのパラパラマンガに驚愕するシーンがあるけど、あれを観て即座に思い出したのがこの自主制作アニメ。
当時の事を少し解説するとまず1981年制作のDAICONⅢオープニングアニメが多方面で絶賛され、その2年後にグレードアップする形で制作されたのがこのショートフィルム。故にⅢの方が良いと言う声も多かったみたいだけど、高三の時に公民館みたいな所で開かれた自主上映会で初めてこれを観た時はその完成度に叩きのめされた。
別にアニメを目指してた訳じゃないけど俺も丁度その頃8mm映画を撮り始めてて画と音のシンクロ問題で頭を抱えてたから、8mmでありながらカットタイミングのみならず作画アクションのタイミングもBGMの拍子としっかりシンクロしてる事に絶句。今なら曲合わせでカットタイミングを決めるのも容易だけど、テープで切り貼り&回転が安定しないシネ8mmで実践するのは大変な事ですよ。
更に作画クオリティがあり得ない程に高く、描写も細かい。特に凄いのは今じゃ語り草になってる4:18から始まるレインボーの飛行機雲を伴い空を飛び交う聖剣と核爆発描写。で、これを描いたのが言わずもがなの庵野秀明氏。学生時代にこの作品を観た事の影響が大きく、庵野氏と言えば世間的にはエヴァンゲリオンの総監督というイメージが強いけど、俺の中では病的なほど緻密な画を描くアニメーターという印象の方が強い。
この1年後に風の谷のナウシカで巨神兵の作画を担当し、演出家としても頭角を現し始めて、あとはトントン拍子に出世街道まっしぐら。まあ、これだけ才能があれば大成するわな。
ちなみにこんな動画もあったので一緒にリンク貼っとく。巨神兵の動画はこっちでチェック出来ますね(2:16-)。
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