ラーメン屋の常連
高田馬場の人気店べんてんが閉店してから早や4日が経過したもののwebを見渡せば常連客の熱い記述がここかしこに見受けられ、べんてんフィーバー未だ冷めやらぬといった印象。
俺自身の事を言えば4-5年前に人から教えてもらって一時期よく通ったけど、実際に利用したのはトータル10-20回程度。常連の証らしい味付玉子のサービスも受けた事がない。だから5-6時間並んで最後の一杯を食おうとまでは思わなかった。でも学生時代から週一ペースで通ってたという仕事仲間は6時間並んだという。確かにそういう常連客なら時間が許す限り並ぶかも。
じゃあ、俺にとって閉店間際の長蛇の列が苦にならないラーメン屋って何処になるんだろ?と思いを馳せたところ・・ う~ん・・ 思い付かないぞ。そもそも俺って行列が苦手なんよ。まあラーメン屋って回転が早いから10人位の列なら加わるけどそれ以上はパス。それ以前に俺って同じ店へ何度も行くより、色んな店を探求する方が楽しい。
勿論、お気に入りの店もあるけど行動パターンとしては色んな店を回ってる内にお気に入りの店の味が恋しくなってたまに再訪。で、満足したらまた色んな店の探求。その繰り返し。だから利用ペースはせいぜい1-2ヶ月に一回。それどころか半年1年ブランクが空く事もしばしば。
そんな俺が人生で最も多く通ったラーメン屋を挙げると2012年末に閉店した中野栄楽。初めて食ったのが10代半ばの頃で、それから中野を離れるまでの9年間に多い時は週2-3回利用し、やや疎遠になっても2ヶ月以上ブランクを空けた覚えがないので軽く100回以上食ってるんじゃないかなあ。但し注文は9割8分方つけそば。ラーメンは多分3回ぐらいしか頼んでない。故に栄楽のラーメンの味はよく覚えてないのだ。確か総本山の荻窪丸長や、中野大勝軒のラーメンに近かった気がするけど。
そんなマイ・フェイバリットの栄楽も立川へ引っ越したら疎遠になって利用機会はせいぜい半年1年に1回。故に俺のラスト栄楽は閉店の1年2ヶ月前。大将の急病で突然閉店してしまったからべんてん的なラストダンスもなく、あの時はホントに寂しい思いをしたなあ・・
次点でよく利用したのは中野大勝軒かな。今もそうだけど地元の行動範囲内にある店が利用頻度高くなる。それと当時は他に美味いラーメン屋をよく知らなかった事もある。あの頃は自宅が中野駅の北口側だった事と、栄楽の方が俺好みだった事もあり利用比率は栄楽7:3中野大勝軒。いや、下手したら8:2ぐらいか。故に中野大勝軒の利用回数はトータルでも50回以下じゃないかと。
他によく利用した店を思い返すと荻窪丸長、春木屋、昭島大勝軒、新宿の桂花、中野の青葉辺りで恐らく30回前後。あと、すげー美味いとかメチャメチャ俺好みって訳じゃないんだけど前の職場近くにあったという理由でよく利用したのが喜多方ラーメン坂内と万世拉麺。今の職場近くにあるつけめん隅田も既に20回前後利用してるか。
あと、西武線の終電を逃してJR線で立川へ降り立った際、酔っぱらってるから満腹中枢がイッちゃってて、タクシーを拾う前に駅前の一蘭へ寄る事が一時期すごく多かった。
他は相当気に入った店でも利用回数はせいぜい10数回。べんてん然り、新宿の凪もそう。だから店員に覚えられて常連扱いされる事がほとんどない。逆に俺ってそういうの苦手だから頻繁に同じ店へ行かないようにしてる部分もある。
そういう点じゃネギ抜きって言わなくてもネギ抜きが出てくるレベルで大将に認知された店は中野栄楽が最初で最後。友人と行った際に試してみようかって話になり一度チャレンジしたらオヤジさんの方からネギ抜きだよね?って聞かれた。覚えてくれてる事は有り難いけど気恥ずかしかったな。
あのオヤジさんが天に召されてから早や1年半。前記通り、俺がよく利用してる店は老舗が多いから突然閉店しても後悔する事がないようにちょくちょく通っておきたいところ。一番危ないのは荻窪丸長。あそこも後継者が居ない(・・っぽい)から大将の身に何かあればTHE END。今は元気そうだけど栄楽の例を見ても終焉は唐突に訪れるからねえ。また近々食いに行くか・・
この記事へのコメントは終了しました。
コメント