逆境ナイン ワイド判 全4巻
動画サイトでBSマンガ夜話の燃えよペンの回を観てたらコメンテーターが島本マンガは文庫サイズで読むもんじゃない。出来たら新聞紙サイズで読むべきみたいな事を言ってて確かにその通りだな~と思った。文庫サイズのマンガって5吋モニターで映画を観る感覚に近くて、島本作品みたく車田正美のベタを見習った迫力の見開きを多用するマンガには全く適さない。
新聞紙大は無理でもワイド判ならA5サイズ(当然、見開きはA4サイズ)なのでB6より小ぶりな新書サイズのほぼ倍。8月にサンデーGXコミックスの全6巻を買ったばかりだけど、それ以前に刊行された徳間のワイド判で読み返したくなって地元で古本屋巡りの末に見つけて購入。
上がサンデーGXコミックスで下がワイド判。サンデーGXコミックスはいわゆる青年コミックサイズだから新書版より一回り大きい。それでもこうやってワイド判と並べると10吋と14吋ぐらいの差がある。
今も島本マンガはお釣りが来るほど熱いけど、最も熱かった時代の作品をこのサイズで読み返すとド迫力で実に良い感じ。1冊630円とやや割高なれど全巻帯付きで、16年前の本にしては状態も悪くないので個人的に満足してる。
ちなみに逆境ナインって少年キャプテンコミックスの新書版も大して売れてないらしい。にもかかわらず映画化の遥か7年前にワイド判で復刻される辺りが強い業界受けを物語る。実際、同業者のファンが多いらしく、正に記録より記憶に残る傑作と言って差し支えないかと。
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