天才シンガー森恵は何故まったく売れないのか
【注】
かなりネガティヴな事を書きます。もりめぐさん属性の方々には不愉快な思いをさせる可能性がありますので、気分を害されたくない方は即時退席願います。
もりめぐさんは今年の7月でメジャーデビュー5周年。俺がその存在を知ってからも4年の歳月が流れた。それにしても・・ 売れないねえ・・
以前から書いてる通りヒットチャートを賑わす事が全てじゃないとは思いつつも、やはり現状に納得出来ない。YouTubeで初めて動画を見た時はこの人、絶対来ると思ったし今もその予感に狂いはないと信じてる。
でも現実には時折演歌の大御所に混じって年配視聴者向けの懐メロ番組で昭和歌謡のカバーを披露するカバー名人という扱い。レギュラーでアシスタントMCを務めるBSジャパンの懐メロ番組ではオリジナル曲も披露してるけど、それとて優れた昭和歌謡カバーのご褒美にオリジナル曲披露の時間を与えて貰ってる印象を受ける。
そこで歌われる新曲ユメオイビトも良い曲ではあるもののブレイクの可能性を感じさせない何時もの佳作。仲代達矢主演の劇場用映画主題歌とはいえローバジェットっぽいから恐らく全国公開じゃないだろうし、そもそも今の時代、年間興行成績で上位に食い込む話題作でもない限り主題歌のCDセールスには大して影響しないから現在製作中だというアルバムにせよ前作同様オリコンウィークリーチャートベスト50に食い込めば御の字か。
以前はこの人を認めない音楽業界や、その存在を受け入れない大衆を責める文章も書いたけど4年もの歳月この人の活動を見てきて、これは音楽業界や大衆を悪者にすれば済む話じゃねえなと思うようになった。
俺が思うにアプローチの問題かなと。それは所属事務所のマネジメントのみならず本人の意志による活動スタンスを含めての話。前記通り、今やもりめぐさんは業界的にカバー名人という扱いだけど、冷静に考えれば今まで続けてきた活動の正しい成果とも言えなくはない。俺を含め、入り口はYouTubeにアップされた昭和歌謡カバーの路上パフォーマンスってパターンが圧倒的に多いから、ファン層が中高年中心なのも出演オファーが懐メロ番組ばっかりなのも当然と言えば当然。
売れる事、すなわちブレイクを目指すのであれば別のアプローチが絶対に必要で、そういう意味じゃ関ジャニの仕分け∞というゴールデンタイムのバラエティ番組出演は今までのキャリアで最大のチャンスだったと思う。
実際、ここで相当数の若年層へ存在を知らしめる事が出来たものの4回の出演を最後に番組自体が消滅。もう一つ、若年層にアピール出来る有効な場だった深夜ラジオのミニコーナーも昨年で終了してメディア露出の機会が激減。裏事情は分からないけど素人目線で無責任な発言をさせて貰うと良い波は来てた、でも乗り切れなかったという印象を受けてしまうんだよなあ。
それと、今までの活動が仇になってる観もある。もりめぐさんの名曲カバーは文句なしに素晴らしい。その素晴らしさ故にオリジナル曲の影が必要以上に薄くなるという。これも以前書いたけど、もりめぐさんがカバーしてきたヒット曲を凌駕するオリジナル曲さえ作ればブレイク必至。とは言えミリオンセラークラスの名曲なんぞそうそう作れるもんじゃない。でもリスナーはそれを求める。すなわち結果的にハードルを上げてしまった、と。
じゃあ逆に名曲カバーを一切せずオリジナル曲だけで勝負してたら今日のもりめぐさんは有り得たのかと問われれば、無かったろうなあと答えるしかない。あの名曲カバーがあったからこそ懐メロ番組ではあっても定期的にテレビ出演のオファーがあり、コンスタンスにアルバム製作も出来てる訳だし。才能があっても全く認められないまま消えていくアーティストが星の数ほど存在する音楽業界にあって、もりめぐさんは凄く恵まれてる方なのかも知れない。一ファンとしては全く満足出来ないけど。
素人意見ながら、もりめぐさんがブレイクする為の提案をこれまでも幾度となく書いてきたけど、もはや有効な手段が思い付かない。奇跡を待つしかないのか・・
« 2015年5月に観たレンタルDVD&ビデオ(WOWOW録画BD含む) | トップページ | サッポロ一番 冷やしぶっかけ塩らーめん 青しそ仕上げ »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« 2015年5月に観たレンタルDVD&ビデオ(WOWOW録画BD含む) | トップページ | サッポロ一番 冷やしぶっかけ塩らーめん 青しそ仕上げ »
こんばんは^^
以前からこちらのブログは読ませていただいておりました、B4_2.0Rと申します。
森恵というアーティストのスケールの大きさをライブで体験した数少ない人間として、同じくもどかしく思っています。
初めに断わっておきますが、「まったく売れていない」とは思いませんが、このブログを読んで気分を害してはいませんのでご安心を(笑)
しかし、私は打開策は筆者さんとは違うアプローチで考えています。
長文になります。
私が感じるのは、彼女自身や事務所のスタッフの方が「森恵」というアーティストの名前を広めるための戦略が不明確であることと、活動の継続性が低いということです。
たとえば、UST、以前は・・・それこそ、地道に少しずつライブの会場を大きくしていって全国ツアーをするまでになる前は、定期的に開催していて、告知も事前に確実にやっていたようですね。
しかし、テレビにちょこちょこ出るようになった今やフリーライブや対バンのライブの数は激減、そしてUSTも毎回当日の告知になり、Youtubeへのアップもアーティストサイドから止めている状況。
(以前は熱心なファンの方がアップしていて、それが彼女の名前を広める一因になっていたことは間違いない)
そして、Youtubeに公式チャンネルをつくり、ここに歌っている動画をアップしていくのかと思いきや?昨年途中から中途半端にアップが止まっている状況。
あれでは「森恵」を知らない人が、彼女の歌を聴く機会があるとは思えません。
そして、筆者さんが良く思われていない、テレビ出演時の懐メロカバー名人ですが、それすら世間に浸透しているとはいえず・・・むしろ懐メロカバー名人、上等じゃないですか?
それでどんな層の人でも、「森恵って歌聴きたいな」っていう人が増えて、ライブでオリジナル聴いて、またファンが増えてってことにもつながる可能性が増えるわけで。
なんというか、現状きている仕事を受けているだけというか・・・どこを起点にして、売りたいのかが分かりません><
たとえば、テレビ出演したときのカバー曲を弾き語りで動画取って、公式チャンネルにアップするとか、そういうことを少しずつ続けていくだけでも、全然違うと思うんですよね。
だから、「良い波は来ていた、でも乗り切れなかった」というのは間違ってはいないと思うのですが、その「良い波」をもっとたくさん呼び込んで、チャンスを増やす努力はもっとしてほしい。
すぐにブレイクするのは難しいかもしれません。ただ、あれだけのアーティストですから、確実な土台を作るのは難しくないと思いますし、そうすれば、そう遠くない未来にその波はくると確信しているのですが・・・どうなんでしょうかね?
最後に「ユメオイビト」、筆者さんの評価は
「良い曲であるもののブレイクの可能性を感じさせない何時もの佳作。」
とのことですが、生で聴いた私としては、今までのメグさんの曲とはちょっと違っているなと思ってます。
この曲も広まってほしいと思ってますが・・・まだ、森恵を知らない人が聴くにはサンプルがなさすぎるからなぁ(苦笑)
投稿: B4_2.0R | 2015年6月 3日 (水) 01:13
>B4_2.0Rさん
拙い作文のせいで幾つか誤解が生じているようなので少し釈明させて下さい。
カバー名人発言についてですが、私はその事自体に難色を示してる訳ではありません。ただ、森恵さんは懐メロ番組で昭和歌謡をカバーする事を目的としてきた人ではないし、現状に絶対満足してない筈。だからこそ今までとは異なるアプローチをしていかないと先へは進めないと思う訳です。それは今までの活動内容も同様で、昭和歌謡カバーの路上パフォーマンスは見事としか言いようがなく、そこに惚れ込んだからこそ今この瞬間もこういう事を書いてしまう自分が存在する訳ですけど、今のスタンスのままじゃカバー名人が終着点になってしまうという一塊の素人が発する警鐘なんです。
確かに懐メロ番組でも新規顧客を得る可能性はあるけど、正直10-20代の若年層が夢中になって観る番組とは思えない。決してゼロじゃないだろうけどBSの名曲にっぽんやテレ東の木曜8時のコンサートを楽しみにしてる高校生や大学生なんてマイノリティじゃないですか。もっともっと森恵の存在を若年層へ知らしめる為にはMステとまでは言わずともカウントダウンTVやMUSIC JAPANにちょいちょい顔を出すアーティストへ成長する必要がある。その為に今後何をすればいいか、私が問題視するのは正にその一点です。
またユメオイビトに関して。曲展開やアレンジの部分で全レパートリー中、大衆へのアピール度で言えば1-2を争う作品だと思いました。そこはプロのコンポーザーとして森恵さんも相当意識したと思うし、個人的には好きです。とても良い曲だと思います。しかしながら、ヒット曲の持つオーラの様な物が私には感じられなかったので「何時もの佳作」という若干悪意ある表現を用いました。本文にある通り、今や森恵さんブレイクの基盤となり得るのはカバー曲を凌駕するオリジナル曲しかないと思ってるので、星に願いを然りビッグチャンスとも言えるタイアップ曲に対してはどうしても点が辛くなってしまうんです。
ちなみに所属事務所のマネジメントに関しては実情が分からないので言及を避けてます。確かに1ファンとして首を傾げたくなるような事が多いのも確かですが、音楽業界は我々素人が考えるほど単純じゃなく様々なしがらみや力関係が絡み合う複雑な世界だと思うので、全てが所属事務所の責任ではないだろうし。それを含め憶測の域を抜けないので明らかに自分自身が迷惑を被らない限り苦言は控えようかと。
コメントを読ませていただいて率直に感じたのですが、私もB4_2.0Rさんもベクトルの方向こそ若干異なるものの基本的には同意見なんだと思いますよ。森恵と言う稀有の天才アーティストが大成しない現状に苛立ち、何とかしたい、何とかして欲しいと強く願う軸の部分は共通してますから。
投稿: 映ちゃん | 2015年6月 3日 (水) 04:50
>映ちゃんさん
そうですね、勿体ないアーティストだと思いますよ。
ただ、うーん・・・こういうのって文章で議論すると、誤解が生まれやすいので難しいですね。
個人的には森恵さんがブレイクするに越したことはないと思いますが、別にブレイクしなくても長く活動を続けられる土台を作ってくれればいいと思っているんですよ。
※注:ブレイクしてほしくないわけではないです。
しかし、今の彼女の固定客のスケールではそれは難しいレベルです。。。
せめてあと、倍のキャパのライブを確実に埋められるようになれば、その土台ができてくると思うんですよね。
そのためには別に無理して若年層にアピールする必要はないし、現状で聴いてくれる客層が年輩層なのであれば、そこを徹底的に攻めるのは戦略としてはアリなのではないかと。
あと、「今のスタンスではカバー名人が終着点」という部分には大いに異論を唱えます。
先日のMORI FESTIVALではカバー曲もオリジナルも歌いました。
これは個人的な感覚ですが、やはり彼女はオリジナルのほうが印象に残りました。
テレビとか、フリーのライブのようにアピールする場では、カバー曲も歌い、お金を払って見に来てくれたお客さんには存分にオリジナル曲で思いを伝える。。。
以前からこの活動スタンスだと思いますし、それで中毒患者のように、ライブに行き続けるファンの方も多くいるわけですから、このスタンスは間違いないと思います。
お互い、考えはちょっと違いますが、これからも応援していきましょうってことで(笑)
投稿: B4_2.0R | 2015年6月 5日 (金) 01:29
30年くらい前にまったく同名の森恵というアイドルがいまして、結局歌手としてはあまり売れずに終了しました(いまは女優業に専念されているようです)。ぼくなんかはそのイメージがあるから、名前がよくないのでは……なんて思ってしまいます。
シンガーの森恵さんはご本名なのかもしれませんが、まったく同じ名前の芸能人がいるわけだから、ここは思い切って、より魅力的な芸名に変えるのもひとつの手だよな、なんて思ったりします。
投稿: とみさわ昭仁 | 2015年6月 5日 (金) 16:58
>とみさわ昭仁さん
まさかこのネタにとみさわさんが食い付くとは思いませんでした(笑)
アイドルの森恵さんは知ってます。もりめぐさん目当てでweb検索すると必ず引っかかるので。確か特撮系の人ですよね。あとキテレツ大百科のテーマ曲を歌ったり。ちなみにオリコン検索すると森恵さんはもう1人いるようです。恵はひらがなで寺山修司の映画に出た女優さんみたいですけど。
変名は時代が時代なら効いたかもしれませんねえ。ZARDの例もあるし。ただZARDの場合は楽曲に恵まれたのが大きいかも、ですが。
投稿: 映ちゃん | 2015年6月 5日 (金) 19:20
こんばんは~ 私は、高田みづえさんの私はピアノをYoutubeで検索し、森恵さんと言う人を今日知りました!!!
それで、彼女に興味を持って、色々Youtubeで彼女の歌を聞きました。 そうですね、あなたの言っていることは間違っていないと思います。
でも、めぐみさん好きだなあ~ 歌手である以上、売れるに越したことはないけど、でも、日本の音楽界、結局マネージメントが物を言う? みたいな部分もあるしね。 昭和の名曲カバーシンガーでも、いいんじゃないかなぁ、正直、高田みづえさんより上手だし。 歌上手い人っていっぱいいるよね。 プリキュアの歌うたってる人もひそかに注目中。 売れたところで、訳の分からない、歌唱力低いアイドルと一緒に歌番組出るのも嫌なんじゃないかなぁ。
投稿: | 2016年7月16日 (土) 01:24