ひとごろし
優作主演作品としては保留の筆頭と言うか、臆病な侍の役という情報を得た時から絶対にミスキャストだろと思って今の今まで未見だった。
ところがTSUTAYAへレンタルに行った際、3本借りようと思ったら店員にもう1本選べば通常料金より安くなると言われ、棚を物色するとこれが目に入ったので折角だから毛嫌いせず観ておこうかと思いつつレンタル。
で、ようやく観たんだけど想像とはかなり異なる映画だった。優作がミスキャストって事は予想通りで序盤は観るのが苦痛だったけど、途中から臆病侍の優作が臆病なりの卑怯な戦術で剣豪の丹波哲郎を苦しめ始める辺りから目が離せなくなり、結局は一気観させられてしまう。
なるほどねえ・・ これは異色と言うより変わり種の時代劇だな。コメディと言えばそうなんだろうけど雰囲気的にはシリアスドラマで、その妙な佇まいが逆に魅力とも成り得てる。
webを見渡せば不評が多いし、俺も胸を張って人に薦める事は出来ないけど、ちょっと楽しめる小品ではあった。
ちなみに優作主演で未見の劇場用作品は乱れからくり1本のみとなった。こっちはこっちで俺のツボに来るとは思えず保留してきたけど、これにて全作制覇だから気が向けばDVD借りてきて観ようかと思ったり。
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