2015年6月に観たレンタルDVD&VHS(WOWOW録画BD含む)
新学期 操行ゼロ、ガメラ3、処女の泉、吸血鬼(1931)、追想(1975)、人情紙風船、ひとごろし、シーバース、魔女の宅急便(2013)、ロード島の要塞、アタラント号、ホーリー・マウンテン、サンタ・サングレ、大いなる幻影、トニ、キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー、ゴジラの逆襲、八甲田山
以上18本。例によって古典ありアート系あり娯楽系ありと脈絡ゼロ。まずは先日もちょっと書いたジャン・ヴィゴ作品について。新学期 操行ゼロは元祖子供達の反体制映画って感じで凄く良かったけどアタラント号は残念ながらその真価を掴めず。何しろトーキー初期の作品だから今の時代に新鮮な衝撃を受けよと言われても難しい。いや、もっともっと感性を磨けば心の底から凄えと思えるのかも。故に俺の勉強不足が悪い。
同時に借りた山中貞雄監督の人情紙風船だけど、大昔にVHSで観た時は台詞が聞き取れず内容が頭に入ってこなかった。TSUTAYAに置いてあったDVDは字幕表示が出来るので今回字幕入りで再見したら内容が把握出来て、画にも集中出来た。山中演出もさることなから三村明撮監の縦構図が素晴らしい。これはカメラマンとして勉強になる。
ルノワールの大いなる幻影とトニも不勉強な俺は初見。大いなる~は面白かったけど大脱走と第十七捕虜収容所を足して2で割ったような娯楽作でルノワール作品としては異色。トニはトリュフォーの映画の夢 夢の批評によるとルノワール作品の中でも重要な1本との事だけど、やはりそこまでの重要性は読み取れなかった。こちらも勉強不足か・・
もう少し気楽に話せるネタとしては師匠セルジオ・レオーネの監督デビュー作ロード島の要塞。輸入盤DVDなら持ってるけど最近国内版が出てTSUTAYAに貸してたから字幕入りで再見。う~ん・・ 結局はベン・ハーとポンペイ最後の日の第2監督としての手腕を買われての抜擢って事なんだろうけど荒野の用心棒以降の個性的な演出スタイルを垣間見る事は出来ず、職人に徹して作り上げた映画って印象。史劇属性の人には好評みたいだけど俺はよく分かんない。印象に残ったのは史劇なのに男どもが原色カラーのブリーフを穿いてる事ぐらい。男のパンチラなんぞ見たくねえぞ!
ホドロフスキー監督はエル・トポがイマイチ肌に合わず他2作品を長らく保留してたものの最近TSUTAYAでレンタル開始されたので一応観ておこうと思って。予想通り気持ち悪かったけどホーリー・マウンテンがちょっとツボに来た。エル・トポよりは好きかも。
八甲田山はWOWOWの高倉健特集で録画。思えばこれって断片的にしか観た事なかった。通勤途中も利用しながら約3時間付き合ったけど、なるほど。こういうお話だったのね。世評ほど酷いとは思わなかったものの確かにただひたすら男たちが雪山を歩き回るだけの映画だから、もう少しコンパクトに2時間程度へ収めれば今ほど叩かれる事はなかったかも。
とは言えオールスターキャストだから様々な力関係が絡み合い、プロデューサー=山田少佐vs監督=神田大尉という図式が製作過程でも繰り広げられた可能性はある。そうなると森谷司郎監督だけを悪者にするのは違うかな~と。超憶測だけど。
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