
何処でも売ってる訳じゃないけど、東京だと大手スーパー5店に1店ほどの比率で見かける寿がきやの和風とんこつラーメン。俺的袋麺ランキングでも上位をキープするこのインスタントラーメンが愛知を中心にチェーン展開されてるラーメン屋の即席バージョンだと知ったのは結構最近の話。
こりゃあ何時かは愛知へ出向いて店バージョンを食してみたいと思いつつ、web検索してみたら寿がきやの店舗には1杯300円のSugakiyaと530円のらーめん寿がきやの2種存在する事実を掴む。奥が深いんだか深くないんだかな感じだぞ。
更に調べていくと名古屋のソウルフードと言われる本家はSugakiyaの300円ラーメンらしい。しかし、らーめん寿がきやにどういうアレンジが施されてるのかも気になる・・という事で、この2つを食い比べる為に愛車スピアーノで名古屋を目指したのでした。

地下鉄名城線矢場町駅近くにあるSugakiya大須赤門店。AM10:00頃に家を出て、ここに着いたのは16:00ちょい前だから約6時間ですか。たまにはこんなバカな時間の使い方があっても良い。しかし周囲を見渡すとラーメン食ってる客よりソフトクリームやかき氷を食ってる客の方が断然多い。急に暑くなったって事もあるけど地元じゃそういう位置付けのファストフード店なんだね。

デフォルトの300円ラーメンがビジュアル的に寂し過ぎるので430円の特製ラーメンにしてみた。ちなみに300円だとチャーシューは1枚で温玉も付かない。
これもwebで得た情報だけどSugakiyaでは箸じゃなくスプーンとフォークでこいつをいただくんだと。でも付いてるのは計量さじ然としたスプーンのみでフォークなんか見当たらない。但し箸ならレジ脇に置いてある。

郷に入らずんば郷に従えでフォークを使いたかったのにちょっと残念と思いつつスプーンを持ち上げてみたら・・

うおっ! こういう事だったのか!! 名古屋人には常識かも知れないけど東京人的にこいつは相当面食らいましたぞ。で、折角だからこいつで食おうと思ったら食い難いこと風の如し。結局は箸で食ったよ。

若干スープを余して完食。軽くレビューを書くと、以前スーパーで見つけて買った生麺タイプのSugakiya和風とんこつラーメンとほぼ同じ味。価格から考えれば同じ物なのかも知れないね。美味いっちゃ美味いけど即席ラーメンレベルの美味さ。でも価格だって即席ラーメンレベルだから文句を言っちゃいけません。
これ食った後にもりめぐさんのライブを観て、今度は味仙矢場店へ向かう。

去年の冬に食った今池本店とここ矢場店では台湾ラーメンの味が微妙に違うらしく、通販のおみやげラーメンを買って食い比べようと思ったら矢場店の通販は現在休止中。でも店頭では買えるらしいので出向いてみたのに店頭販売も休止中だった。こうなったら店で食うしかないじゃん。

で、いきなりこんな物が出てきた。車で帰るのに何て物を突き出しやがるんだと思いつつ飲んだら普通の水だった。紛らわしいなあ。

ちなみにこれ、半ラーメン。寿がきや食い比べセレモニーが待ってるのでハーフサイズは実に有り難い。で、食ってみたらなるほど。確かに今池本店とは少し違う。まずスープが澄んでて食感もサラサラ系。今池はもう少し粘度があり色は赤味を帯びてた。挽肉の量も今池の方が多かったかな。でもこれはハーフサイズだから仕方ないのかも。
上記の相違点こそあれども軸の部分は今池も矢場も同等で、辛いのに止められなくなる旨みが絶品。あと、ほんの少し矢場の方が辛さマイルドだったかも。これ食いながら飲むビールは格別だったろうな~ 車で来ちゃった事が何とも恨めしい!
そして車で10分足らずの所にあるらーめん寿がきやへ移動。

公式サイトを覗いたらキャッスル尾頭橋店って書いてあったからホームセンターのテナントか?と思ったんだけど、何とパチ屋のお食事コーナー。
Sugakiyaと違ってメニューが豊富なれど530円の白ラーメンってのがSugakiyaラーメンの高級版らしいので迷わず白ラーメンをセレクト。

調理中はこいつを渡され、出来上がるとピーピー鳴る。Sugakiyaでもこのシステムを採用してるらしいけど大須赤門店には無かった。

なるほど、チャーシューとメンマに重量感がある。麺も少しだけクオリティが高い。でもスープは基本的にSugakiyaと一緒。ここが豹変しちゃうと寿がきやファンは納得いかないだろうから一緒で正解なんでしょ。

そして無事帰宅。走行距離約710kmだから450マイルラーメンだね。それはいいけど一気に2杯半のラーメンを食っちゃったから今月は許容量を1.5杯分オーバー。バランスを取って来月は2.5杯以下に抑えるか・・