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2015年8月28日 (金)

アナーキー タレントロボット

最近WOWOWで神代辰巳監督のロマンポルノ特集が組まれ、嗚呼おんなたち猥歌を観たら冒頭いきなりアナーキーが新宿ロフトでタレントロボットを熱唱するシーンでビックリ。これ全然知らなかったなあ。

しかし今冷静に聴くとこの歌に登場するタレントさんって至極真っ当な社会人の鑑なんだよね(ペコペコペコペコ頭を下げてとか時間はスケジュール通りとかマネージャーの言う通りとか)。ただまあ、ガキの頃はそうやって一方的にケンカ売って文句言うだけ言ったら走って逃げちゃう的なアナーキーの潔さに魅了されてた。正に中2ソングって感じ。

残念ながら大人になって世間の仕組みが見えてくると昔みたいには陶酔出来ないけど、今も発憤させられる曲が幾つかある。3.3.3のそんなにマジメに生きてもしょうがない。さ、さ、さ、さ、さ、さ、さあ飛びだそうぜ!って歌詞なんか仕事で煮詰まった時に聴くと燃えるし。だからって勢いで職場を飛び出したりはしないけどさ。

そう言えばアナーキーにまつわる苦い思い出がひとつ。たまたまなんだけど1989年2月26日に新宿ロフトでアナーキー(当時はTHE ROCK BAND)のライブが予定されてた。昭和天皇大喪の礼の日ね。

そんな日にアナーキーのライブなんて燃えるぜ!絶対行くぞ!! と、鼻息も荒く新宿ロフトへ当日券の問い合わせをしたら無情にも中止との答え。

まあ、あの日は東京全体が戒厳令みたいな雰囲気だったし、そんな中で東京イズバーニングとか歌っちゃったら血気盛んな右の方々に刺される可能性とて否定出来ない。だから中止もやむなしかあ・・と大人になった今なら充分納得出来るけど、当時は思いっきりシラけた。それとほぼ同時期に頭脳警察復活ライブで酸欠になってしまい、俺の第1期ロック離れが始まるのでした。

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