蒼い時 山口百恵
先日NHK BSで放映された山口百恵ドキュメンタリーでも印象的に登場する著書、蒼い時を読んでみたくなりBookOffで購入。引退直前に刊行され200万部の超ベストセラーとなり、今も増版が繰り返されてる名著との事だけど俺、全然知らなかった。正直言えば山口百恵という人にさほど興味が無かったせいもある。
ファーストインプレッションは、これってホントに本人が書いたの??って感じ。多忙を極めた21歳の女性トップアイドルが書いたとは到底思えないほど表現力豊かで完成度が高い。そう感じたのは勿論俺だけじゃなく、webを見渡せばゴーストライターの仕事なんじゃないのと勘ぐってる人が多い。
ただ、これのハードカバー版のあとがき15ページは百恵さん直筆の原稿用紙の印刷という情報を得て画像検索してみたら、もの凄くしっかりした字で本編と比較しても全く遜色のない文章が綴られてる。実際にはプロデューサーとの共同作業で相当直しも入ってるらしいけど、全編ご本人が書いた事は間違いないっぽい。
で、これを実際に本人が書いたんだとしたら・・凄いわ、この人。webのレビューを見れば赤裸々と言う単語がよく目に付くけどその表現に偽りなく、一人の女性としてありのままの姿を包み隠さずさらけ出してる。人気絶頂期に表舞台を去る事に対するファンや関係者への、この人なりの落とし前だったのかな。何つーか・・カッコいい。もう、百恵さんの持ち歌に登場する強気なヒロイン達と同レベルでカッコいい。男らしいと言ってもいい。35年遅れでこの人の強烈なカリスマ性に気付かされた印象。こりゃあ同性にも支持されるわ。
そんな訳で百恵さんのヒット曲も聴き返したくなったのでTSUTAYAへ行ってベスト盤でも借りてこようかと思ったりして。ちなみに百恵さんって俺の7つ年上。昔はすげーお姉さんだと思ってたのに、今となってはほぼ同世代という感覚。70年代に活躍したアイドルはみんなそうだけどね。
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