ゴールデンベスト 山口百恵
地元のTSUTAYAへ行ったら何種類もの山口百恵ベストCDが置いてあり、どれにするか悩んだ末ゴールデンベストPLAYBACK MOMOE part2ってのをセレクト。wikiで調べると、今や差別用語になってしまったジプシーという言葉を多用する謝肉祭を除き、全シングル曲がリリース順に収録されてる。
まず驚いたのは、知らない歌がない! 正直言えば2-3曲聞いた事のない歌もあったけど、34曲中2-3曲だから9割は知ってる曲ばかり。蒼い時のレビューでも書いた通り俺、別に熱心な百恵ファンじゃなかったのにね。
要は70年代ってそういう時代だった訳ですよ。何しろ携帯ねえ、PCねえ、ゲームもネットもビデオもねえって状況だからテレビ・ラジオの影響力が今とは比較にならず、連日連夜絶え間なく流れてくる百恵さんの歌が潜在意識レベルでインプットされちゃうのも至極当然の話。
リリース順に並んでるから歌手山口百恵の成長を垣間見る事も出来て、ホリプロ会長が言う通り初期の百恵さんは決して歌の上手いアイドルじゃない。全体的に固いし音程もかなり不安定。横須賀ストーリー辺りで固さがなくなり、夢先案内人の頃から劇的に歌唱力が向上。そして秋桜辺りで完成の域に到達する。蒼い時にも書いてあるけどデビュー当時は1オクターブちょいしか出なかった声域がレッスンの成果で3オクターブまで広がったそうな。へえ~、声域って鍛えるとそんなに変わる物なんだね。
このベスト盤にも百恵さん自身の作詞した歌が1曲含まれてて、ペンネームは横須賀恵。これ、いい名前だな。俺も作詞する機会があったら立川一(たちかわはじめ)を名乗る事にしましょ。
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