セクシー&ポルノ8mm上映会のために その2
サイドカバーを外すとひからびたクモの死骸が入ってたり、ミラーボックス内が埃っぽかったりと保存状態は最悪。金属パーツのところどころにサビも浮いてるし、状態から察するに長期間屋外の物置に放置されてたんだろうな。
それでもフリッカーやフィルム送り機能は生きてるので、巻き取り部の不動と映写ランプの欠損さえ解決すれば何とか使えそうな雰囲気。
まず映写ランプ。こいつが非常に高額なんだけど結局は消耗品だし、仮に欠損してなくても球切れで交換を余儀なくされた可能性とて否定出来ず。そんな訳でこの機種に対応するミラー付きハロゲンランプEFP12V100Wを求めて渋々ながら地元のビックカメラへ。しかし最近ビックカメラへ行く機会も減ったなあ。
国際規格の型番を示すEFPの記述がないけどwebで調べたらフジカの映写機に対応してるらしいので間違いなかろうと思い購入(本来は引き伸ばし機に使うランプ)。ヤフオクを覗くと未使用品が3000円程度で出品されてるものの、振り込み手数料だの送料だのを加味すると結局は店頭で新品を買うのと大差ない。・・にしても高い。
自宅でV-Dへ装着してみたら問題なく点灯。あとは巻き取り部の不具合を何とかすれば映写可能だけど、さてどうしたもんか・・と思い巡らせた結果、極めて単純な解答が導き出された。映写機がダメなら他の物に巻き取らせれば良いのだ。
そして先日ちょっと紹介した東芝製の8mmフィルム用エディターに活躍していただく。このエディターには自動巻き取り用のモーターが付いてるので映写機から吐き出されてくるフィルムのスピードに合わせて調整すればV-Dの不具合を見事に補ってくれる。随分と仰々しいセッティングにはなったけど、晴れてセクシー&ポルノ8mm上映会の準備が整ったのでした。めでたしめでたし。
そしてジャック・ダニエル片手に我が家で一人ミッドナイトシアターと洒落込む。まずはアグネス・ラムから。
エディターと違ってすんごく鮮明! ここじゃ乳剤がひび割れてるとか書いたものの、こうやって上映すれば全く気にならない・・つーか気付かない。内容は先日も書いた通り25分の短編映画を更に短縮したダイジェスト版。パッケージに18コマ再生とか書いてあるけど、これは記述ミスで24コマ再生が正解。だから上映時間は5分に満たない。それでも当時は定価6200円。高え~~!!
こちらは本体のプロジェクターに投影した場合。便宜上、部屋を暗くして画像に収めたけど実際は明るい部屋で観ても問題ない。これ、使えるなあ。ちょっとレトロ通販に持ち込んで修理したくなってきたぞ。
但しこの機種、磁気再生はモノラルトラックに限られるので、2トラック録音を多用した拙作8mmを再生出来ないのが難点と言えば難点。とは言え拙作はテレシネ済みだし、映写機で見直す機会なんてないから問題ないけど。
あ、そうそう。バイオレンスポルノ、ポール・ポジションに関しても一言書いておかなくちゃ。予想通り、最高につまらない最低な映画でした。これを観る為に映写機&送料&映写ランプ代で約7000円費やしたのかと思うと超脱力。だがそれがいい。
なお、一応ポルノなので画像公開は自粛。真っ赤に褪色した画面が時代を感じさせ、雰囲気あって良かったかな~と。
【追記】
今回8mm映画で得た豆知識。アグネス・ラムって身長158cmしかないのね。もっと長身かと思ってた。
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