世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP~映画監督編~
世にも奇妙な物語は毎週放映されてた頃からちょいちょい観てるけどシネフィル的にはユルいな~、甘いな~と思わされるエピソードが多くて評価は辛め。ただ、時折かなりの傑作が紛れてたりするから予告編等に触れ、これってひょっとしたら・・ってな感じで俺的レーダーが反応したら録画して観るようにしてる。
表題の映画監督編は正にそれで、中田秀夫さんや清水崇さんが参加してるという情報を掴んだ時点で録画必至。で、実際に観たら俺のレーダーに狂いはなかったな。5エピソードとも面白かった。
ポーの早すぎた埋葬や塚本晋也監督のヘイズをリスペクトした印象の箱とか、かなりハートに来たねえ。俺、恥ずかしながら監督の佐藤嗣麻子さんの事を知らなくてwikiで検索したら・・SPACE BATTLESHIPヤマトのシナリオを書いた人ですか。なるほど、それは置いといて箱は大した作品だと思った。
中田監督の事故物件も良かった。シナリオ自体は既視感ありありで以前観た何かに似てる気がしたけど高級感と重量感のある演出は秀逸。こりゃあテレビのクオリティじゃねえな、と。特に音選びが素晴らしかった。
他の作品にも言えるけど、映画屋の撮ったテレビドラマってちょっと雰囲気が違うのね。別に従来のテレビ演出が軽くて駄目とは言わない。ただ、俺にとっては映画的な重量感が凄く心地良い。同じ機材、同じスタッフでも作品の雰囲気が一変する要因って何なんだろ? まあ画作りやら前記の音選びやら、要素は色々あるけどね。
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