夏をあきらめて
若かりし頃、PANTAやARBやアナーキーといった強烈なカリスマ性がありながらセールス面でイマイチ結果を残せない硬派なミュージシャンを支持してた俺は、大いに大衆受けする大物ミュージシャンを目の敵にしてた。単なる逆恨みだけど。
ちなみに俺が当時敵視してた大物の筆頭はサザンオールスターズ、松任谷由実。次点でTUBE、尾崎豊、etc...
そんな偏屈野郎の転機となるのがアナーキーの著作本(確かレベル・ラウザー)で、ボーカルのシゲルが研ナオコの夏をあきらめて(作詞/作曲・桑田佳祐)を絶賛してて、この曲が1位にならなかったらミュージシャン辞めたいね~とまで豪語。もう、目から鱗が落ちるどころの騒ぎじゃなかった。特定のミュージシャンを支持するが故に敵視してた対象も、当の本人は優れた作品として受け入れてる。その事実に触れ、俺の偏見は一気に取り払われた感がある。
以来、先入観だけで物の優劣や好き嫌いを決める事はなくなった。それが大人になるって事なのかもね。
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