幕が上がる
俺、正直ももクロの事はよく知らなくて主演の娘以外だと誰がももクロ???みたいなレベルなんだけど先日WOWOWで放映された表題作を録画して今さっき観たら、ビックリするぐらい良質な青春映画だった。
俺ら世代的にアイドル映画の傑作と言えば即座に思い付くのはWの悲劇(1984)や時をかける少女(1983)。本作はそれと同等・・とまで言わずとも同一線上に位置する正しきアイドル映画という印象を持った。ちなみにエンドロールは間違いなく大林版の時かけをリスペクトしてる。その点も含めポイント高し。
このテの映画の場合、最重要課題は主役たるアイドルの魅力を余すところなく引き出し、映像に定着させる事。その点に於いて本作は見事にその使命を全うしてる。
更に特筆すべきは制作サイドの本気度。アイドル映画って一定水準レベルに到達してれば客入りが保証されてるから手を抜こうと思えば何処までも手を抜ける。
でも、この作品は一切手を抜かず本気で良い物に仕上げようとする姿勢がひしひし伝わってくるし、同時に放映されたメイキング映像を観て俺の嗅覚に誤りがない事を確信した。うん、久々に出会ったアイドル映画の傑作。一見の価値はあると思いますよ。
« セントジョーンズワート | トップページ | アロパノール 飲む »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント