一条流がんこラーメン総本家@四谷三丁目
ここもかなり以前から気になる店なれど、店主のブログを拝見するにどうも一見さんお断り的な敷居の高さが感じられ、長いこと敬遠してた。例えばここの名物、悪魔ラーメンは試しに一杯食ってみたいという客の注文は断り、最低でも3回食う事を約束すれば作ってくれるんだと。
俺なんか試しに一杯食ってみたいだけのクチだし、行動範囲を微妙に外れてる四谷三丁目の、しかも昼営業のみの店へ頻繁に通う約束なんて出来ないから悪魔を食う資格がなく、別に頼み込んでまで食いたいとも思わない。
ただ、多くのリピーターを抱えるカルトな人気店という事は確かだし、悪魔じゃなければ普通に食えるので一度は逝ってみようと思ってた。で、今日は神田辺りで健康診断を受け、10:30に解放されたから地下鉄で四谷三丁目を目指せば11:00には着ける・・という事で初来訪。
昼飯時前だし平日だから行列もなかろうと思ったら・・甘かった。7席しかないけど店内満席で外待ち10人。でも回転が速くて待ち時間は20分そこそこ。
余所のラーメンブログで幾度となく拝んだこの画像を俺自身で収める日が遂にやってきたか。
ちなみにここは醤油・塩の二択に加え上品なスープ(通称:自由が丘)と下品なスープをセレクト出来る。この下品を数倍濃厚にした物が悪魔ラーメンらしいので、取り敢えずは下品を頼んで悪魔の片鱗だけでも堪能しようかと。
こちらが醤油ラーメンの下品。なるほど、ビジュアル的にも上品とは言えない。隣の客が上品を頼んでたのでちょっと覗き見たら、確かにこっちよりは上品そうな印象だった。で、その客がクチャラーだったのでおもむろにiPodを取り出し、ヘッドホンで自己防衛。もりめぐさんの上品な歌声を聴きながら下品なラーメンを食うのも風情があってよろしい。
さておき下品ラーメン。いつも通り、まずレンゲでスープをすすると強烈なインパクトが脳天を貫く。何だこれは???ってのがファーストインプレッション。とにかく様々な具材の出汁が混ざり合って完全に正体不明。ダブルスープどころの騒ぎじゃなくトリプル?クワトロ??いや、それ以上か。余所のブロガーが闇鍋に例えてたけど正にそんな感じ。旨みはある。ただ、あまりにも複雑&濃厚だから単純に美味いとは思えないわけ。
これを実際に食ってようやく店主のブログに書いてある事が全て理解出来た。下品の段階でビックリしてる俺なんか悪魔の魅力は到底理解出来ないわ。でも病み付きになってしまう人の感覚も分からなくはない。
系統が全然違うけど二郎や凪みたく唯一無二の個性を打ち出す店と感覚的には一緒。第一印象はビックリで終わっちゃうんだけど二度三度味わうと抜けられなくなる。そういう吸引力は充分に感じられる。だから多分、俺も3回食えば病み付きになっちゃうかも。前記通り、昼時に四谷三丁目へ行く機会がほとんどないから再訪は相当先になると思うけど。今度来る時は上品の塩を試してみたい。
そして例によって憶測のカロリー計測。麺量は180-200gと見受けられたので約500kcal。ボリューミーなチャーシューは180kcal相当か。味玉が80kcal、メンマとカニかまは低カロリーだから30kcal程度?あとオマケに乗せてくれた悪魔肉(味玉の右隣のやつ)が40kcalぐらい。いろんな意味でお腹いっぱいになっちゃってスープを半分以上余したから摂取量はせいぜい100kcal。それでも併せて1000kcal近い。全然腹減らないわけだわ。しかしこの量で700円だからコストパフォーマンスは凄く高いね。
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