2016年6月に観たWOWOW録画BD
オーソン・ウェルズのフォルスタッフ、審判
以上2本のみ。しかも2本共オーソン・ウェルズの監督作とは俺らしくないというか何というか・・
正直言うとウェルズ作品ってストーリーがあまり頭に残らない。何度も観た市民ケーンにせよ細部はうろ覚えだし。しかしながら映像の印象度が強烈で脳裏に焼き付く。正に映像主義、作家主義の典型。
ちなみに審判ってヌーヴェル・ヴァーグの、それも余波を受けた欧米諸国の作品とイメージが被る。ベルトルッチやスコリモフスキーの初期作品に雰囲気が似てるからかな。時期的にも1960年代初頭の作品だから、かのオーソン・ウェルズも多少はヌーヴェル・ヴァーグの煽りを受けたんだろうかと勘ぐったりするものの、そういう分析は何処を探しても見あたらない。
むしろヌーヴェル・ヴァーグに多大なる影響を与えた側の人だからね。ベルトルッチやスコリモフスキーが直接的ないし間接的にウェルズ手法を真似たってのが正解なのかも。
それとキューブリックの移動撮影もある意味ウェルズ的。こちらは間違いなくウェルズが元祖でキューブリックがリスペクトしたんだろうな。ただ、手法は一緒なのに全然似てないところが凄い。
しかしベビメタとPerfumeにうつつを抜かし、ポータブルBDプレイヤーの故障に見舞われ、気が付いたら未見のWOWOW録画BDが30枚を超えてしまった。これ以上貯めると消化するのが辛くなってくるのでプレイヤー復帰と共に通勤途中鑑賞へ力を入れねば。
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