アンノ対ホノオ。
この同人誌が欲しくて、夜勤の谷間に早起きして夏のコミケへ行こうとしたら島本和彦氏ご本人による完売情報が昼過ぎ頃Twitterに流れたので断念。何でも一時間待ちの行列が出来るほどバカ売れしたらしい。
で、例によってウラシマモトの通販情報を待ってたら完全受注生産で受付が始まり、今回は早い者勝ちじゃなく優雅に発注。ユーザー的にはこういう販売スタイルの方が有り難いね。なお、こちらでも注文が殺到して大変な事になったそうな。俺、同人誌が平均的に何部ぐらい刷られるのか知らないけど、今回は雰囲気的に1万部以上刷られた気がする。
下世話な話だけど、B5版50Pの同人誌は一冊あたりのコストが約200円(発行部数によりけりで変動あり)。これを1000円で売り出した場合800円が利益となり、それが1万部って事は800万円。人件費を差し引いても純利益は700万を下らない。売れっ子になれば同人誌だけで生活が成り立つという話はよく聞くけど、まあ納得って感じ。
さておき内容に関して。庵野総監督のシン・ゴジラを見て衝撃を受けた実写版アオイホノオ風のホノオ君がトンコさんや津田さん相手にひたすらウンチクを語るんだけど、ことごとく的を得ていて溜飲を下げる事の連続。
特に昔のテレビや映画のセットやミニチュアのチャチさに目をつぶり、脳内で本物だと認識する事の重要性を述べる下り。俺も昔に同じ事を書いたし、これって凄く大切。YAHOO!映画のユーザーレビューを覗くとすぐ特撮が稚拙だとか演技が下手とか言っちゃう人が沢山いるけど、それぐらい己の想像力と努力で補えと。
な~んも努力せず人の作った物に身を委ね、気に入らない部分があれば軽々しく文句を垂れる輩って俺に言わせればシネフィルじゃないし、少なくとも同志に非ず。存在自体は否定しないけど仲良しにゃなれねえやとか思っちゃう。
話が微妙にズレたけど50ページしかないからすぐ読み終わっちゃう事を除けば文句なしに楽しめる一冊だった。ちなみに今はもう受付終了してるので通販不可。どーしても読みたい人はヤフオク等を利用しましょう。若干割高なれどボッタクリって程の高値は付いてないし。
しかし俺、島本氏のマンガ本は燃えよペンと逆境ナイン、その続編ゲキトウしか持ってないけど同人誌は沢山持ってて、ちょっと引っ張り出したら29冊あった。特にプレミアは付いてないけど入手困難な物もあるから同人誌って手放せないんだよね。
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