フィールド・オブ・ドリームス
昨日草野球のネタを書いたら見返したくなり、年始にWOWOWで録画したBDを引っ張り出してきて再見。
もうオープニングでジェームス・ホーナーの曲がかかった時点で涙腺が緩む。パブロフの犬状態だな。序盤のレイとシューレス・ジョーのやりとりでアホみたいに泣き、終盤のムーンライト・グラハムのエピソードでは体調がどうかしちゃったんじゃないかって程、全身を震わせて号泣。以前も書いた気がするけど俺的号泣映画としては間違いなく五指に入る。
参考までに他の作品を挙げるとトリュフォーの大人は判ってくれない、スピルバーグの続・激突!カージャック。残る2本は結構流動的なので回答保留。
さておき、ここまで俺のハートを揺さぶるフィールド・オブ・ドリームスだけど公開当時から面白いぐらい評価が真っ二つで、改めてwebを徘徊しても支持派と否定派の温度差が凄まじい。
結局、劇中で描かれる通り往年のメジャーリーガー達が見える人と見えない人が居るって事なんだろうな。俺を含む支持派にはジョー・ジャクソンが見えたけど否定派には見えなかった。そこに優劣はないし、見えなかった人たちを非難しようとも思わない。でも俺には間違いなく見えたので、確率1/2の当たりくじを引いた気分。
逆に否定派の人たちにとっての号泣映画が俺のハートには全く刺さらなかったりするから面白い。そこでは俺がハズレくじを引いてるんだな。
昔はそういう割り切りが出来なくて否定派に噛み付いた事もあったっけ。でも映画の好みなんて食い物の好き嫌いと一緒で、トマトジュースが嫌いな人にレッドアイは無理強い出来ないし、ネギやキュウリを無理強いされるのもマジ勘弁。
今だからそう思えるけど、20代の頃にはそんな心の余裕はなかった。俺が好きな物を否定する奴は全部敵、みたいな。
映画レビューに限らず、webでよく見かける血気盛んな作文って昔の俺みたいな奴が書いてるんだろうな。それが微笑ましくあり、俺も大人になったなと改めて思わされたり。
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