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2017年4月 6日 (木)

白い巨塔2003年版 折り返し

昨日は飲み会の誘いが突然舞い込んで外出したから結局は1-4話しか観られず。今日は朝から続きを観始めて今さっき11話を観終えたところ。放映当時話題になったというアウシュビッツ強制収容所ロケの回ね。原作にもあるエピソードらしいけど、後に財前五郎の命取りとなる誤診患者の死と、アウシュビッツの死の門のカットバックには俺もクリエイターの端くれとしてちょっとシビれた。うん、傑作という評判に偽りのない名リメイクだなあ、と。

1978年版と善し悪しを比較するのも野暮だし、どっちも良いってのが私的感想。一つ言えることは2003年版って現代風アレンジだけじゃなく、誰が観ても分かり易い形に脚色されてる。まあ、教授の総回診の開始直前に何故みんな階段を駆け上がってるんだ??とか、一介の産婦人科医が何でそんなに金持ってんの???とか疑問符も多いけど、それも単純明快さを目指した意図的な演出と解釈すれば有りじゃないかね。

分かり易さという点では財前教授と里見助教授の対比にも拍車がかかってる。財前教授の野心家ぶりは1978年版と大差ないけど里見助教授の良い人ぶりが3割り増し。それを強調する意味で木村多江さん演じる末期ガン患者のエピソードを序盤に持ってきたのは大正解。ただ、これが泣けるエピソードなので電車移動中に観てたら鼻水垂れてちょっとヤバかった。今後も危険なので通勤途中鑑賞は止めた方が無難かも。

そしてこれから問題の裁判沙汰へ発展していく訳だけど、かなり期待出来るので俺の中じゃ傑作確定。但し明日は早いので今夜は観られて12話までか。

そう言えばちょっとビックリしたのが11話に登場する関口弁護士の事務所のロケ地、職場近くにある飲み屋のビルだわ。しかも結構前に一度だけ利用した事あるし。それがちょっと嬉しかったり。

【追記】
どーでもいい話だけど2003年版の財前教授が身に付けてる腕時計はROLEXデイデイト。腕時計好きとしては、国立医大の教授ならROLEXに甘んじずブレゲやパテックフィリップ辺りを身に付けてた方がらしいかな~と。ちなみに西田敏行さん演じる義父から贈られる高級ライターは正体が掴めず。誰か知ってる人いる???

【追記の追記】
Web検索したらあのライターはデュポンの60周年記念で60個のダイヤが埋め込まれ総生産数も60個という限定品、定価は450万だそうな。楽天を覗いたら中古品が250万程度で売りに出されてますね。要らないけど。

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