孤独のグルメ・孤独のグルメ2
俺、名場面(名コマ?)ならwebでちょいちょい見たけど原作マンガはちゃんと読んだ事がなく、ドラマを観てたら急に原作読みたい症候群に襲われる。行動範囲内のBookOffには無かったので結局Amazonで古本購入。出費額は2冊合わせて送料込み1000円程度。
ドラマ以上に飯食うだけの8P一話完結マンガだからすんげー面白いって事はない。ただ、佇まいや空気感がやけに心地良い、何とも不思議な魅力を醸し出す作品。ところで俺は不勉強で知らなかったけど原作の久住昌之氏って、あの伝説的駅弁ウンチクまんが夜行の原作者でもあるのね。確かに世界観や台詞の言い回しが一緒だわ。
ドラマにせよマンガにせよ、俺がこの作品に惹かれる一番の要素は主人公・井之頭五郎が批判めいた事をほとんど口にせず何でも美味そうに食う事。
酸いも甘いも噛み分ける感性を磨く事も大切だけど、あらゆる物を素直に受け入れ楽しむ事が出来ればそれに超した事はない。俺を含め、食い物のみならず映画にせよ音楽にせよ自分の感性に合わない物は頑なに拒否し、すぐ批判めいた事を口にする輩が多い。でもそれって視野が狭いと言うか、器が小さいよなあと改めて思わされたり。
俺は大変な偏食野郎だし、映画や音楽の趣味も偏ってるから全て受け入れる感性を今から培う事は多分不可能。だからこそ、五郎ちゃんの器量に惹かれるし学ぶべき部分が多い。出来る事なら俺も大らかにデンと構えて、何でも美味そうに食える生き方がしたいもんです。
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