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2018年4月 5日 (木)

山谷散策

日本三大ドヤ街の一つとしてその名を馳せた山谷地区だけど、俺はこの歳になるまで一度も足を踏み入れた事がない。まあ用がないからだけど。

数日前、気まぐれにこの地域の事をwebで調べたら一度行ってみたくなり、あしたのジョー聖地巡礼の意味合いも含め今日の昼下がりに散策。一昔前はかなりヤバい地域とされてたものの今じゃ貧乏外国人観光客に重宝される安宿の密集地というイメージが定着してるそうな。



日比谷線南千住駅を降り立つと目の前にあるのが小塚原刑場跡の首切地蔵。Wikiによると江戸時代から明治初期にかけて20万人もの罪人が磔刑・火刑といった残忍な方法で葬られ、この地蔵は供養のため1741年に建てられたそうな。


既に橋はなく、地名だけが残った泪橋の交差点。その名も小塚原刑場に由来するらしい。

通称マンモス交番と呼ばれた日本堤交番。山谷がヤバい地区だった頃、暴動に備えて建てられた大規模な交番とのこと。ここもあしたのジョーに登場する気がしたけど、原作を見返すと大規模な警察施設は全て警察署という設定になってるからここが舞台になったエピソードは恐らくなし。


ドヤの語源は宿の逆さ言葉で、住む場所に非ずという意味らしい。数ある簡易宿泊施設の一つを画像に収めてきたけど、ここはひょっとしたら廃屋かもしれない。ちなみにここまでガタガタの建物は少なく、普通のビジネスホテル然とした建物が多い。

【追記】
画像検索したらここに食い付いたブロガー幾人かがネタにしてて、今も立派に宿泊施設として機能してるらしい。


あしたのジョーに幾度となく登場する聖地、玉姫公園。ここはホームレスの溜まり場になっており、昔ほどじゃないけどカメラを向けると結構ヤバいらしいので入り口のプレートのみ押さえる。

キリスト系の教会なのに日雇労働者を擁護する垂れ幕が。何ともシュールな光景。



いろは会商店街入り口。以前はアーケード街だったものの老朽化のため昨年末から今年の頭にかけて撤去作業が行われ、今も商店街は機能してるけどアーケードがなくなってしまった。

Img_0866

その傍らにあるジョーの像。web検索すると2ショット画像を紹介してるブロガー多数。

小一時間ウロついて思ったのは、簡易宿泊所が密集する裏道に危機感はないものの、玉姫公園やいろは会商店街は一種独特の雰囲気が漂っててちょっと危険な香りがする。とは言え、治安は決して悪くないんだと。それは散策中何度も見かけたパトカーや、白チャリで巡回する警官のおかげなのかもしれない。

最後に山谷の裏道から望むスカイツリー画像を公開。押井守監督作品の1カットみたいだね。

Img_0867

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