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2018年9月30日 (日)

山口百恵&三浦友和の文芸シリーズ

何故この時期に特集が組まれたのか分からないけど5月にWOWOWで放映された山口百恵&三浦友和のゴールデンコンビが出演した文芸シリーズ4本を一昨日辺りから観始める。内訳は伊豆の踊子、潮騒、春琴抄、風立ちぬ。今のところ観たのは伊豆の踊子と潮騒のみだけど気まぐれに寸評なんぞを。

伊豆の踊子は世評も上々で、観たら実際に良作だった。ちなみに当時百恵さんは若干15歳で、今やヤクザの大親分を堂々と演じる三浦友和さんも22歳の超絶イケメン。二人とも若くて涙が出るぜ(俺様は当時8歳)。

この作品、百恵さん演じる踊子の娘が露天風呂から全裸で三浦友和さんへ手を振るカットがあり、世評を調べる為にwebを徘徊したらみんなこのシーンの事を言及してて笑った。

こう書くと観たくなるでしょ? その気持ちは痛いほどよく分かるので俺様が問題のカットをリピーター諸氏の為に画像へ収めて公開しちゃう。

遠景から素早いズームをかけ、寄り切るとすぐ次のカットへ変わるので写るのはほんの一瞬。最初は背格好の似たスタンドインかなと思ったりしたけど、こう観るとご本人が肌色の全身タイツか何かを着て演じてるみたいね。ちなみに俺と同じ事する奴が絶対居るだろうなと思いつつ画像検索かけたらやっぱり居たわ。気になる人はYAHOO!辺りで検索してみればよろし。

ところで俺、30代の頃に古典文学を読み漁った時期があり、確か川端康成の伊豆の踊子も読んだ筈なんだけど内容を何一つ覚えてない。ひょっとしたら読んでないのか?と思いつつ大昔に作成した読破リストを見返したらやっぱり読んでる。完全に忘れてしまったんだな。

続く潮騒。こちらは三島由紀夫の原作未読で、有名なこの火を飛び越えて来いのシーンしか知らない。伊豆の踊子と違って世評もイマイチだし期待せずに観たら、まあ確かにやっす~い青春ラブストーリーだった。取って付けたようなハッピーエンドも???だし、これって原作に忠実なんだろうか。ちょっと気になるので原作を読んでみたくなった。

これから観る春琴抄に関しては、たけしさんのDollsのモチーフにもなってるし谷崎の原作が強烈だから内容をしっかり把握してる。あの変態劇を百恵&友和がどう演じたのか興味津々だったり。

そう言えば大昔に読んだ蓮實先生の批評本で百恵さんが絶賛されてた事をふと思い出した。よく覚えてないけど、作品の質はさておき山口百恵という女優が定着されている事に価値がある云々とか書いてあった気がする。ひょっとしたら蓮實さんって単なる百恵ファンだったのかも。あの人、時折そういう面を見せるから恐れ多くも親近感を覚えてしまう。

参考までに調べてみたら伊豆の踊子が公開された1974年当時、蓮實先生は38歳。ドルヲタ適齢期じゃないですか。

これ以上バカな事を書き続けると信者からお経みたいな抗議文を叩き付けられそうな気がするのでこれ位にしておく。

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