2018年9月に観たWOWOW録画BD
スキップトレース、赤ちゃん泥棒、女と男の名誉、散歩する侵略者、予兆 散歩する侵略者 劇場版、カーズ/クロスロード、IT/イット"それ"が見えたら、終わり。心が叫びたがってるんだ、打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017)、打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?((1995)、伊豆の踊子、潮騒、春琴抄
以上13本。別に狙いじゃないけどアニメ作品と百恵&友和ゴールデンコンビ作品の比率が高くなった。いずれもたまたまWOWOWで放映されたのを録画し、まとめて観ただけ。大した数じゃないから全作の寸評なんぞを。
スキップトレースはジャッキー・チェン主演の近作。60過ぎても体張って頑張ってる様は感動的なれど全盛期を知ってる者としては・・ 以下、ノーコメント。あとレニー・ハーリンって、やっぱりダイ・ハード2が全ての人だな~と。
赤ちゃん泥棒は封切り時にスルーしたもののコーエン兄弟が手がけた作品という事で観てみたけど、う~ん・・ 個人的には全然乗れない、つーか正直つまらん。
女と男の名誉はWOWOWじゃなくBSプレミアムで放映されたのを録画したんだけど観たらちょいちょい既視感を覚え、手元のライブラリーをチェックしたらやっぱり数年前に観てた。俺って昔から記憶力の悪い奴だったけど最近は更に拍車がかかったなぁ。
黒沢清監督の散歩する侵略者に関してはアナザーストーリーの予兆を1年ほど前に録画してたものの、こりゃ本編を観る前に観ちゃダメな奴だと判断して寝かしてたりする。で、最近めでたくWOWOWで放映されたからようやく鑑賞。うん、どっちも良かった。設定はSFだけど舞台背景がVFXを極力排除した現代社会というアルファヴィルスタイルの作品なれど不穏な雰囲気が観る者にしっかり伝わってくる辺り、やっぱ黒沢さんは只者じゃないな、と。
俺、ピクサーのCGアニメは殆ど観ないけどカーズに関しては2作目にPerfumeのポリリズムが挿入歌として使われたのが入り口となって観た。これが結構良くて、折角だからと一作目もレンタルして観たらこれも良作で、今回観た三作目も良かった。トイ・ストーリー同様、賞賛される価値のある三部作だと思ったな。
心が~は封切り時に西武新宿線の駅に貼られたポスターを見た時から気にしてて、実際に観たら結構良く出来た青春群像劇で俺はそこそこ気に入った。世評は賛否両論みたいね。確かに突っ込みどころも多いけどトータル的には良作じゃないかと(個人の意見)。
打ち上げ花火~もオリジナルとアニメ作品が同時に放映されたので観てみた。岩井俊二監督のオリジナルは世評ほどに乗れなかったものの面白い構成の作品だなと思った。それと、後に悪女としてその名を馳せる奥菜恵嬢の美少女ぶりが半端ない。これで2ポイントアップって感じ。
アニメ作品の方は世評を見渡すと結構評判悪いけど俺は嫌いじゃない。それなりに支持してる化物語シリーズのスタッフが手掛けてるという奢りも多少あるものの脚色は決して悪くないと思うんだけどなぁ。実際、ヒステリックに非難してる人の大半が原作ファンという印象だし、あれをそのまま再現したって意味ないじゃんってのが個人的な感想。
百恵&友和ゴールデンコンビのシリーズに関してはここにも書いたから春琴抄の寸評のみ。やっぱりこの二人が演じても超絶変態劇だわ。究極のSMショーというか、大正時代から昭和初期にかけてこの世界観を確立させた谷崎潤一郎って人は間違いなく狂気の天才。
しかし著書に触れると谷崎ってドMの印象が強いけど、恐らくは真逆でドSだと思う。でなきゃ春琴抄や猫と庄造と二人のをんな、痴人の愛みたいな話は思い付かんでしょ。まだまだ未読の作品が多いので久々に読んでみたくなったぞ。
あ、ITの事を書き忘れた。まあ俺的にはその程度の価値しか見出せなかった作品って事で。
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