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2019年1月21日 (月)

トラック野郎大会

昨年8月にWOWOWで一挙放映されたトラック野郎シリーズを一気見中。

知ってる人には説明不要なれどトラック野郎シリーズは全10作。俺が観たのは多分5-6作で全部観てない事だけは把握してる。ただ、基本的に物語構成がどれも一緒なので何が鑑賞済みで何が未見なのかまでは把握出来てない。だったらこの機会に全作網羅しようと思いつつ半年近く放置。シネフィル失格か。

で、謎なのが3作目の望郷一番星だけはWOWOWじゃ放映されなかった。恐らく権利上の問題だろうけどこれを観ないと全作網羅とはいかないので手元にある9作の録画BDを観終えたら3作目だけはDVDレンタルでもしようかと思ってる。鑑賞済みの可能性もあるけど前記通り、webで拾えるあらすじを読んでも観たか観てないかの判別が付かないのだ。

しかし改めて観ても面白いなあ。紋切り型、ステレオタイプといった単語がネガティヴに捉えられがちな昨今、若い世代に受け入れられるかどうか分からないけど水戸黄門や必殺仕事人等々、紋切り型が重宝がられた時代の遺産と言っても過言じゃない超超超定型パターンの良作。

更に言えばリアリティゼロ、女性軽視のセクハラ発言、器物破損、殴り合いの大喧嘩、飲酒運転、スピード違反、オマケに追尾のパトカー白バイを蛇行運転で蹴散らすわとやりたい放題。当時SNSや匿名掲示板があったら大炎上必至なれど70年代にそんな物はな〜い! うん、これで良かったんだよ和製娯楽映画は!!

今のところ観たのは御意見無用、爆走一番星、天下御免、度胸一番星の4本。5作目の度胸〜だけは未見だったな。で、清純美女に惚れては振られるもシリーズのお約束なれど5作目は死別だから重いなあ・・ らしくないなあと思ったり。シリーズを重ねると変化球が必要になってくるから仕方ないのかね。

ちなみにトラック野郎シリーズ一作目の封切りが1975年。サム・ペキンパー監督のコンボイが78年作だから新幹線大爆破→スピード同様、たまたまトラック野郎シリーズを観たアメリカの映画関係者が着想を得てコンボイを製作したのでは??と勘ぐったりして。とは言え何処を紐解いてもそんな記述は見当たらないので希望的観測の枠を超えず。

思えば則文監督も文太さんも欽也さんも既に故人なんだよな。40年以上前のシリーズだから仕方ないけど寂しい事この上なし。

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