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2019年1月30日 (水)

文藝別冊 総特集 望月三起也

これは良い物だ。資料的価値も高く、特に望月少年が書いた映画ポスターの模写には手塚治虫少年の書いた虫の絵を初めて見た時と同様の感動を覚えた。

特別寄稿も良いなあ。小林まことさんって望月御代の弟子だったんだとか、やっぱり東本昌平さんとも交流あったんだとかの気付きがあったり、当ブログでちょいちょいネタにしてる劇画ロードショーで大活躍した田辺節雄さんの記述もあったり。ああ、昨年亡くなられた土山しげるさんも弟子だったのか。俺、この辺の情報に疎いので目からウロコ。

改めて見ても望月御代の絵は良いなあ。とにかく人物のポーズと構図があり得ない程カッコいい。そして影の使い方が素晴らしい。東本さんの寄稿にある実物より本物っぽいとは言い得て妙だけど正にそんな感じ。

この本には各界の望月ファンが選ぶワイルド7の名シーン&名セリフを選出するコーナーもあり、見たらとみさわさんも参加してるじゃないか! 羨ましい!!

何の依頼も受けてないけど俺は俺で勝手にワイルド7の名セリフを選出してしまう。何しろ原作は高校時代に全て手放してしまったからうろ覚えだけどあれは確か第13巻、表向きは善人のフリして裏では悪事の限りを尽くす黒幕の大物が遂に頂点へ上り詰めたもののその日の夜、結局はワイルドの超法規的活躍により退治されちゃう。

で、その前に俺は今まで毎日3時間しか寝られない生活を続けてきた。今夜からやっとぐっすり眠れると思ったのに・・と命乞いをするんだけど、飛葉ちゃんはこう言い放つ。

少なくとも3時間しか寝られなかった事だけは同情しよう
安心しろ。俺が永遠に眠らせてやるからな

これだ! もう中二時代の俺は小便チビる程シビれた。勿論、第1巻の退治するもシビれるし他にも無数の名セリフがあるけど何故かこれが一番印象に残ってる。

ちなみに前記通り原作が手元に無いため正確さを欠いてるかもしれないので、その点はご容赦の程。

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