人生の終わりまであと1秒
それでは洒落にならない話を一つ。
雨の中を映ちゃん号で永福へ向かっていた時の事、都心へ向かう際はいつも通る片道一車線の40キロ道路をほぼ制限速度(メーター読みで数キロオーバー程度)で巡航してた。対向車線は渋滞中でこっち車線はガラガラ。そして横断歩道に差し掛かったところで車の影から自転車に乗ったオバサンが突然飛び出してきた。
もう口から心臓が飛び出そうになりながらも急ブレーキ急ハンドルでなんとか回避し事なきを得た。路面が濡れててタイヤがスリップし、あと少しで人を跳ねそうになった時は冗談抜きで人生終わったと思ったよ。
その時は気が動転してたから俺にも非があったかも・・と思ったりしたけど帰り道、確認の為に反対車線から該当箇所をチェックしたら信号のない横断歩道は一つもなし。やっぱりあのオバサン、信号無視で飛び出してきたんだな。とは言え死傷事故になればこっちが全責任を負う事になるので相手が悪いなんて言ってられない。
取り敢えず何事もなく美味いラーメンを食って帰宅し、今はこうやってブログ更新なんぞしつつ休日を謳歌してるけど、ほんの1秒タイミングがズレてたら今頃は暗い病室で横たわる被害者の亡骸を前にして遺族の方々へ泣きながら土下座して詫びてたかも。あの時はそのパラレルワールドが一瞬鮮明に見えた。
俺は8年前の一過性脳血栓にせよ年始の健診結果にせよ今日の事故回避にせよ、いろんな事を考え直す為に神様がくれたワンチャンスだと解釈するようにしてる。不摂生で命を落とすのも最悪だけど、他人を死に追いやって終わる人生は何十倍も地獄。そういう意味でも神様が今日くれたチャンスは何より大事にしなければと思わずにいられない。
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