ファースト・マン
昨日まで使ってたサブマリ様を気まぐれにスピマスProへ付け替えて地元イオンのシネコンへ行き、ファースト・マンを観てる最中に俺ってば無自覚ながらベストチョイスをしてしまった事に気付いて自画自賛。
ただ作品中、アームストロング船長の腕時計がスピードマスターだとはっきり認識出来るカットは1つもなし。唯一、出発の前夜に子供たちと話をするシーンで船長の腕に注目するとナイロンベルトのクロノグラフで、秒針が0時方向で止まってるから多分スピマスだろうなと分かる程度。とは言えムーンウォッチの事は俺みたいなニワカですら把握してる周知の事実だから、そこは制作サイドもしっかり考証して小道具を用意してるんじゃないの。知らないけど。
さておき軽くレビューを書かせていただくと俺は好きだな。でも世評が気になりYAHOOのユーザーレビュー覗きに行ったら概ね好評なれど不評も少なくない。曰く単調・退屈だと。
そうねえ・・ 単調は言い過ぎかと思うけど地味ではあるね。アポロ計画という壮大なプロジェクトを描いた作品の割に派手さがなく、淡々と話が進む感はある。それを重厚と捉えるか退屈と見るかが評価の分かれ目かも。
個人的に大好きなのはジェミニ8号打ち上げシーン。視覚情報を極限まで排除し、コックピット内を主観で捉えた臨場感と緊張感は尋常じゃない。アポロ11号の打ち上げシーンも良かったけど両天秤に乗せたらジェミニの方がハートに響いたな。
しかしチャゼル監督、本作じゃセッションともラ・ラ・ランドとも全く異なるアプローチで勝負してる。この人の才能も相当に底なしだわ。今後もその動向から目を離せない監督の一人だね。
« カップヌードルを買い込むバカ | トップページ | 4分割で永福町大勝軒 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント