アルプスの少女ハイジの視聴率
大草原の少女ソラは放映開始時に視聴率が低迷する設定みたいだけど、アルプスの少女ハイジの方は実際どうだったのか気になりweb検索してみた。平均視聴率25%前後の人気番組だったという話ならよく聞くけどスタートダッシュの事はよく知らないので。
そしたら全話の視聴率データを公開してる神サイトが存在し、拝見すると第1話が18.6%、第2話は21.0%。結構な好スタートじゃないですか。要するにこの辺はルパン低迷の史実を織り交ぜてるのかも。
ついでにチェックさせていただくと、やはりフランクフルト編の視聴率は奮わず14.0%なんて回もある。まあねえ・・あの辺はおしんの佐賀編並に観てて辛いから客が逃げても仕方ない。そしてハイジがアルムの山へ戻り、クララとの再会が描かれる辺りから視聴率もうなぎ登り。顧客の反応は正直ですこと。
世間的にハイジと言えばクララが立ったのイメージが強く、それはそれで確かに良いんだけど、坂場君も主張する通りハイジの真骨頂はそこじゃないんだよなぁ。とにかく劇的要素のない日常を丹念に描く事、これに尽きる。
また手持ちのDVDを引っ張り出してきて再見。1.2話は新生活スタートのエピソードだからそれなりに劇的な要素を含んでる。問題は第3話で、ハイジがペーターや山羊たちと山の上へ行き、草花を摘み、夕焼けが綺麗で、山小屋へ帰って包んできた草花を見たら枯れていた。それだけ、ただそれだけしか描かれない。なのに俺、鼻水垂らして泣いてんの。ちょ待てよ、なんで俺泣いてんだよと。
こういう意味も分からず泣ける、何事もない日常を描いたエピソードが全52話中半数以上を占める。だからハイジというアニメは恐ろしい。
勿論、誰に対しても当てはまる訳じゃないから泣けるアニメとして強く推す事は止めておく。それでも極めて良質な作品だという事は間違いないので、なつぞらキッカケでハイジという作品に興味を持った人が居たなら絶対の自信を持ってお薦めする。これはこれで超長編だから全話観るには少々時間を要するけどね。
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