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2020年5月19日 (火)

差別という自衛本能

昨日、遅ればせながらグリーンブックを自宅鑑賞。巷じゃ賛否両論みたいだけど俺は好きだな。あと、現在社会問題になってる事象とシンクロする部分も多く興味深い作品だった。

あの映画で描かれた半世紀以上前と現代では状況が大きく異なるけど人種差別は今も深刻な社会問題だし、恐らくは未来永劫なくならない。何故ならそれが人間の本能に基づいてるから。

webを徘徊すると人類学や心理学の専門家が色々と分析してるけど、そもそも人間という動物には異分子を排除しようとする自衛本能があり、更にタチ悪いのは異分子を排除すると快感を得られる心理構造が遺伝子レベルで組み込まれてて、理性が決壊したら依存症になるんだと。すなわち人種差別もいじめ問題も自粛バカも本質は一緒で、やればやるほど気持ち良くてクセになる。しかもやってる本人は正義だと信じて疑わないからお話にならない。

で、グリーンブック観てて思ったのは差別の根幹ってすりこみなんだよね。物心ついた頃から親や周囲に、近付いちゃいけません同等に扱っちゃダメですって言われ続けるから有色人種や異教徒は敵という認識が出来上がってしまう。

昔聞いた話だけどゴキブリって実は人間が生理的嫌悪感を持つ形状をしてないらしい。ところがガキの頃からあれは悪い虫です触っちゃいけませんって言われ続ける事で嫌悪の対象になっちゃう。俺もその教えを強力にすり込まれたからよく分かるけど払拭するのは不可能なんよ。

人種差別はさておき自粛バカみたいのって平穏な日々には顔を出さない。有事で不安に駆られマスコミに煽られ、精神バランスを崩した瞬間に鮮烈デビューを果たす。だからやってる事は狂気としか思えないけど実際にはメンタルの弱い可哀想な精神障害者だったりするのでシンパシーもゼロじゃない。

一番恐ろしいのは俺自身だって精神バランスを崩せば正義に基づく訳のわからん行動を起こしかねない事。本能には逆らえないからね。おかげさまで今のところは精神が安定してるので、このまま誰にも迷惑を掛けず事態が収束してくれる事を願うのみ。

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