独学ライティング継続中
食品のシズル感を出すライティングとカメラアングルは非常に難しい。角度が限定されてしまうんでね。特にラーメンみたく丼に収まってる物は難易度MAX。湯気を際立たせる為にはロウアングルが必須なれどもあまり低い位置から狙うと丼の中身が見えないし。グルメ系の番組に登場するラーメンのシズルショットで箸上げがマストなのはそういう理由があるのだ。
そっちの世界を極めるのもいいけどビギナー的にはもう少し難易度の低い物を被写体にした方が上達は早いかも。そんな訳で適当なガシャポンフィギュアを引っ張り出してきて練習に勤しむ。
綾波のガシャポンだけど何年前のだ?? まあ練習に好都合な素材ではある。ちなみにこれはセオリー通りの三点照明。無難な感じだけどグッとくる物がない。正に14歳の少女そのものって感じ。そこでセオリーを若干崩し、キーライトをサイドめに持ってきて影を強調する。
もう明らかに印象が変わりグッとエロくなる。昔読んだ文献の受け売りだけど照明ってのは光じゃなく影を操る技術なんだと。ちなみにこういう技術はグラビア写真に様々なヒントが隠されてる。意識的に分析するとホントにみんな光と影を上手く操ってて勉強になる事しきり。
次にご登場いただくのは年代物のキングワルダー1世。
手のゴム製パーツは半世紀を経てベタベタになっちゃったけど、今も自立する能力を維持してる事に感動を覚える。さておき、こちらもセオリー通りの三点照明。これの場合、透明感をもっと際立たせたいのでキーライトを逆目に持ってくる。
うん、一気にドラマティックになった。こんな遊びレベルでも照明の重要性を強く思い知らされる。
それに静物のワンショットスチルじゃなく様々な環境下での二者対談とかでは全く異なる知識と技術が必要になる。もうライティングの世界は底無し沼みたく何処までも奥深い。だからこそ勉強のし甲斐もあるんだが。
関係ないけどこの一眼デジカメ画像、画面中央下部に黒点がある。多分センサーの一部に汚れが付着してるか、経年劣化でイッちゃってる。買ったの10年前だから仕方ねえか。
【追記】
確認したらやはりセンサーにゴミが付着してた。綿棒でちょちょいと拭き取りブロアで吹いたら完全復活。
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