半沢直樹とマカロニウエスタン
はい、毎週毎週楽しませていただいてます。しかし半沢直樹が時代劇をベースにしてる事は多方面で指摘されてる通りだし(先週の白井大臣と乃原のやりとりなんか完全に悪代官と越後屋)、そこは製作サイドも意識的にリスペクトしてる筈。でも俺なんかは意識的間接的にかかわらずマカロニウエスタンのDNAを感じてしまうんだな。眼のクローズアップ多用とか師匠レオーネそのものだし、ワルがメーター振り切ってワルな所も凄くマカロニっぽい。
あとこれは時代劇も東映プログラムピクチャーもマカロニウエスタンも同様だが、悪い奴は常に人を見下してヘラヘラ笑ってるのが良い。白井大臣役の江口のりこさんも見事だったけど、なんたって私的MVPは乃原役の筒井道隆さん。あのヘッ!って感じの憎たらしい笑い顔がパパッと映し出される度、うっへぇ~! わっるぅ~~!!と、独り盛り上がってた。やっぱワルが魅力的なドラマっていいな。
以前も書いた通りドラマで敵役やイビリ役を演じる役者さんって大抵が人格者で、実際の自分とは正反対のワルを嬉々として演じてるんだと。webでインタビュー記事を読むと今回の半沢直樹もそんな感じみたいだし、だからこそ役者さんって凄えなと改めて思う。
予告を観る限り来週以降も魅力的な悪役が目白押しで、まだまだ日曜の夜はTBSから目が離せない。
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