2020年8月に観たWOWOW放映作品(レンタルDVD含む)
お米とおっぱい、her 世界でひとつの彼女、HUMAN LOST 人間失格、マンハッタン、麻雀放浪記2020、パピヨン(2017)、人間失格 太宰治と3人の女たち、ターミネーター:ニューフェイト、記憶にございません!、真実、IT THE ENDそれが見えたら終わり、ガンジー
以上12本。大した数じゃないのでそれぞれの寸評なんぞを。
上田監督のお米とおっぱいは別につまらなくもないけど長いなぁとは思った。3-40分の中編だったらもう少し乗れたかも。長いという点じゃIT THE ENDも同様。これにせよ1時間半で充分でしょ。つまらないわけじゃないのに長くて印象がイマイチな作品の典型。
herは仕事仲間に勧められDVD借りてきて、途中までは結構入り込んで観てたものの終盤少しシラケた。webを見渡すと似た感想の人は多いみたいね。ウディ・アレンのマンハッタンも一緒に借りたレンタルDVD。ゴードン・ウィリスのモノクロ撮影は素晴らしかったけどアレン作品の中じゃ乗れないタイプ。あの人って乗れる作品と乗れない作品のギャップが激しいんだよね。俺にとっては、だけど。
HUMAN LOST人間失格は正直なんじゃこりゃなアニメ作品。お題のみ拝借したAKIRAの亜流って感じで、何ひとつハートに響かんかった。太宰っぽさが僅かにでも感じられれば少しは印象も変わったろうが。人間失格 太宰治と3人の女たちの方は小栗旬さんの太宰役が妙にハマってたり二階堂ふみ嬢の脱ぎっぷりが見事だったりと印象に残るポイントこそ少なくなかったけどトータル的には大好きって程でもない。
麻雀放浪記2020はキャラや状況の設定が狂気的で、何とも言えず印象深い怪作。本筋とは基本的に関係ないもののシマウマにしか欲情しないという女キャラの設定が妙にツボで忘れられない。佐吉さんが脚本で参加されてるけど、あのシマウマのアイディアは佐吉さんだろうか・・
リメイク版パピヨンは1973年作のオリジナルと共にWOWOW放映されたので録画して鑑賞。多くの部分がオリジナルに忠実で、だからこそ今これを作る意味があるんだろうかと少し思わされたものの好印象ではあった。但しギロチン斬首シーンに関してはオリジナルに遠く及ばずの印象。あの二度と観なくないイヤ~な感じがリメイク版は希薄なんだよな。
ターミネーター最新作は何たってリンダ・ハミルトンの登場シーンが全て。俺だってジジイ寸前だから仕方ないけどあの人も老けたねぇ。SW新シリーズでのキャリー・フィッシャー登場シーンに匹敵する衝撃度であった。でもシュワちゃんの枯れ具合はさほど衝撃的じゃなく、むしろ魅力が増したようにも見える。この辺、女優さんって気の毒な気がしてしまう。
記憶にございません!は三谷監督作品の中では好きな部類。むしろ好きな部分と、そうでもない部分が共存してる作品って印象かな。小池栄子さんは凄くいい味出してた。
是枝監督の真実はやはりカトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュというフランス映画界を代表する女優さんが日本人の監督作品に出演してるのが大事件としか言いようのない作品。ボーッと観てると普通に洋画っぽいけど根幹は是枝監督が幾度となく手掛けてきたホームドラマに相違ないという、何とも不思議な印象。
ガンジーは長尺アレルギーの俺が長らく保留してきた作品のひとつ。公開当時には相当地味だと聞いた覚えがあるけど実際に観てみるとそういう印象は持たなかったな。確かに派手さはないが部分的にはデヴィッド・リーン作品を彷彿とさせるスケール感もあり、休み休みではあったけど最後までしっかり集中出来た。
取り敢えずこんな所。番組表を見ると9月のWOWOWは残念ながら不作で、録画を予定してる未見作品は4本のみ。代わりに先月末放映された新旧のアニメ作品を7本録画しちゃったから9月は私的アニメ大会になりそうな予感。
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