MAY日
奴がこの世を去って今日で丁度1年。365日なんてあっという間だな。ちなみにこの画像は息を引き取る半日前に押さえた生前最後の姿。時折SNSやYouTubeで愛犬の亡骸を公開する人がいるけど、あれはさすがに俺も引く。でもまあ、生前の写真なら問題ないかと。これ撮ったのは体調を崩した直後で、何か予感がしたんだよね。ちなみにこっちを見てるような印象を与えるもののMAYはこの2年前から両目の視力を失ってるのでたまたま。
当日はさらりと書いたけど思い出話込みで少し詳しく書く。MAYが12歳になった頃ペットドックってのを受けさせたら心音のノイズを指摘され、聞くと犬って老化の影響で心臓の弁がゆるくなり僅かながら逆流する傾向があるんだと。それを毎年指摘されてたから恐らく、突然これが悪化した急性心不全みたいな症状だったんじゃないかな。医者に診せる余裕なかったから憶測に過ぎないけど。
暖房を効かせた俺の部屋に寝かしつけて夜勤に出たのが18:30頃、自宅へ戻ったのが翌6:30ぐらい。それから30分ほどで息を引き取ったから死亡時刻は朝の7時前後。なんつーか、帰宅後に見た時はもう虫の息だったけど最後の力を振り絞ってる感がひしひし伝わってきた。こいつ、俺の帰りを待ってたのかと。
嘔吐物と糞尿を洗い流す為に風呂場へ抱えていったら全身グニャッと力が抜けてて、この状態でシャワーかけたらヤバいのではと少し思ったけど、綺麗にしてやったのは正解だったと今じゃ思ってる。そして俺の部屋に戻りタオルで拭いてやり、何時もマットを置いてた画像のAVラック脇で俺に撫でられながら静かに旅立っていった。とにかく去り際が見事だったのでペットロスはほとんどなし。留守中にこときれてたら全然違ったろうな。
これだけだと凄く優秀な奴という印象を与えるかも知れないけど仔犬時代はもうそれはそれは手のかかる奴で、噛みグセ矯正と糞尿のしつけに半年以上費やした。飼い始めの夜勤明けに家へ帰ると部屋中ウンコまみれで膝から崩れ落ちること数知れず。不用意に手を出せば血が滲むほど噛みやがるし。
あの苦労が脳裏に焼き付いてるので、また犬を飼う事は多分ないと思う。でも、たまに癒やしを求めてペットのコジマとかへ仔犬を見に行く事があるのは白状しておく。買わないけどね。癒やされたいだけ。そういう時、猫との生活も楽しそうだな~と思う事もあったりするが、それこそたまに癒やされればいいんで姉貴夫婦の所へ顔を出すなり猫カフェ行くなりすれば充分。しかし俺、猫カフェって入った事ないや。
最後に下世話な話。ペットのコジマとかで仔犬の値段を見るとミニチュアダックスとかトイプーとか人気の犬種は40万近くしてビックリするけど、売れ残りは叩き売りされちゃうんだよね。これはコジマみたいな大手より個人経営のペットショップの方が顕著で、ウチのMAYなんか生後3ヶ月半で58000円ですよ。これが生後2ヶ月でぬいぐるみみたいな時期だと30万とかする。まあ生体販売の世界も色々大変だから非難する気はない。むしろ僅か数ヶ月違いで大幅に安くなるなら少し育っちゃった仔犬を買った方が経済的ですよというお話。
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