YAWARA!
卓球男女混合ダブルス決勝は早朝番の絡みでTV観戦出来なかったものの、今日は休みなので女子シングルス準決勝・三位決定戦ともリアルタイムでガン見。テニス然り、メンタルが重視される球技の選手の顔って完全に武道家だよね。伊藤選手なんか最たる例で、テレビで観てる分にはカッコイイ!の一語で済むけど目の前であの顔されたら小便チビるほど恐いんだろうなぁ。
武道と言えば柔道競技の国際ルールも随分変わって今じゃ効果・有効って無くなっちゃったのか。まあショボい技で勝敗が付いちゃうのは不本意な部分もあるから改善っちゃ改善なんだろうけど、その代わりに導入されたゴールデンスコア方式がタフ過ぎて気の毒な部分もある。いや、武道の試合ってあり得ないぐらい体力を消耗するので常人は2分で足腰立たなくなる。それを10分以上続けるとか超人かよと思う。
ちなみに俺、柔道は中高時代の体育の授業しか経験ないけど剣道は10年近く続けてた剣士だったりする。でも基礎体力作りを怠ったので試合が2分以上に渡るとヘロヘロになり一本負けってのが通例だった。剣道ですらそんな有様だから柔道競技を2分とかマジで死ぬ。
さておき連日柔道競技を観てたら浦沢直樹さんのYAWARA!を読み返したくなり久々に引っ張り出してきたり。つい最近放映された国営放送の漫勉でご本人も仰ってたけどYAWARA!って初期と後期では作画力が大きく異なり、技の迫力が比較にならない。で、俺個人の見解だけど浦沢さんの柔道作画が完成の域へ到達したのは恐らく19巻のこの回じゃないかなと。
なんかもう、技のスピードまで伝わってくる。特に画像2枚目右下の引き画が素晴らしい。これがあるから次の大コマが活きるんだよね。漫勉では浦沢さんが実際に投げる事は出来ないんだけど心としては出来る人間になってたと仰られてて、絵を描くにせよ何にせよイメージ出来る事が一番大切なんだと改めて教わった気がする。
このマンガの影響で柔道競技に興味を持ち、田村亮子(現・谷亮子)選手の試合もリアルタイムで随分観たけど全盛期の田村選手は冗談抜きに猪熊柔ばりの技をバシバシ決めてて凄まじかった。その後まあ色々あって随分株が下がったけど、久々にコメンテーターとして活躍されるお姿を拝見出来て個人的には嬉しかったな。
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