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2021年10月28日 (木)

イメージキャラで味も変わる

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しつこく食い物ネタを続けるけど、これは島本和彦さんの傑作、逆境ナインの一コマ。特に名シーンという事もないのだが身に覚えがあり過ぎて凄く記憶に残ってる。

実際、誰が宣伝するかで食品の購買欲や味の印象は大きく異なる。例えばここじゃキリンの缶ビールは一切買わないとか書いたけどキリン氷結ならアホみたいに買った時期がある。それは何故か。Perfumeが宣伝してたから。同様にコカコーラよりペプシを好むのもPerfumeやクロマニヨンズのCF出演が影響してる。

可もなく不可もない味でも敬愛する人がイメージキャラクターを務めると美味い気がしちゃう。不味いが美味いにはならないけど、普通が上等には感じられてしまう。結局こういうのって意識と直結してるから思い込みで印象が変わっちゃうんだよね。

それを皮肉ったエピソードが美味しんぼやこち亀にもあったな。閑古鳥の鳴いてる店を権威が絶賛したら行列店になっちゃったって話。孤独のグルメのロケ地が一夜で人気店に変貌するのも同じ事。で、そこへ訪れる客は絶対に美味いはずだと信じ込んでるから何食っても美味く感じ、賞賛する。情報化時代の弊害というか、こうなるとホントの味覚を取り戻すのも難しい。

時折フラリと無名のラーメン屋へ入ったりするのも自分本来の味覚を再確認する作業なのだが、それとて先入観ゼロとは言い切れなかったりして。そんな中でも突き抜けて自分好みの食い物に出会うと煉獄さんや包丁人味平に出てくる肉体労働者みたく美味い!と叫びたくなる。そこへ辿り着くにはある程度の情報収集も必要。正にジレンマですわ。

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