2021年9月に観たWOWOW録画作品(BSプレミアム・地上波含む)
ミッドウェイ(2019)、パットン大戦車軍団、さよなら子供たち、鬼滅の刃 無限列車編、プレステージ、テネット、ザ・ローリング・ストーンズ オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ
以上7本。相変わらずサボり癖が抜けない印象。
まず第二次世界大戦関連3作。エメリッヒのミッドウェイは突っ込みどころ満載なれど、日本人の俺でもジャップどもを叩き潰すメリケンたちのドラマを熱く観られたので、そこは娯楽映画のツボを心得た良作って事なんだろうなと。パットン~は不勉強な俺の未見70年代アカデミー作品賞受賞作ラスイチ。邦題にそぐわぬ地味な印象の社会派人間ドラマで、悪い意味でアカデミー協会のお偉方にウケが良さそう。あまり乗れなかったし長尺で疲れたってのが素朴な私的感想。
さよなら子供たちは別の側面から戦争の不毛さを訴えかける作品。トリュフォーの大人は判ってくれないを彷彿させる箇所もありつつ乗れない箇所もありつつって感じでさほど琴線に触れず。しかし二次大戦絡みの作品に触れると例外なくドイツが超悪役として描かれるけど同盟国ですからね。実際、我が国だって似たような事をやってきてるし正に黒歴史って感じ。
無限列車編の地上波放送はCF多いとか配慮が足りないとか巷で非難囂々だけど、それを無賃乗車と表現したセンスある名無しの完全勝利。民放に広告が挟まれるなんて事は当たり前の話なのでイヤなら円盤買えと。ただ、煉獄さんの最期からのパワプロCFだけは俺もひっくり返った事を白状しておく。
プレステージとテネットは未見だったクリストファー・ノーラン監督作。プレステージの事はホントに知らなくて、調べたらバットマンビギンズとダークナイトの間に撮られた作品なのか。ミステリーとオカルトの要素が融合しつつ現在過去未来が交錯する複雑な構成ながら個人的にかなりツボでグイグイ引き込まれた。逆にテネットの方は設定と構成が複雑過ぎて全く付いていけず。何事もやり過ぎは禁物という事か。
ストーンズのオレ!オレ!オレ!は2016年南米ツアーのドキュメンタリーなれど非常に政治色が強く、それが逆に新鮮で興味深く観られる良質な記録作品。キューバなんか政策で長年ロックが禁止されてて、ストーンズの曲を口ずさむだけで即逮捕され刑務所に送られたらしいから、そんな土地でイッツ・オンリー・ロックンロールやサティスファクションが演奏され熱狂するオーディエンスの様子を観てるとこっちの胸も熱くなる。
しかしワッツさんも亡くなり、結局俺は生ストーンズを体感出来ずじまいだったな。それ言ったらピート&ロジャーのWHOも未体験だしポール・マッカートニーさえ観てないけど。みなさんいい歳だから再来日の可能性は低くなるばかりで、もうホント後悔先に立たずですわ。
« ペヤングやきそば にんにく納豆 | トップページ | 今宵のディナーはくら寿司の邪道にぎりで »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント