ネギ入り昭和ラーメン三連発
一昨日から今日にかけて、学生時代によく足を運んだ昭和の人気ラーメン店三軒を巡ってきたのでそのネタなんぞを。
まずホープ軒本舗。但し学生時代によく通ったのは環七沿いにあった杉並店。警備員のバイトをしてた頃、仕事終わりに深夜よく食ったなぁ。でも今はもう無いから吉祥寺の本店へ。
画像で見てもネギの影が薄い。食うと更に存在感が希薄。主張の強い豚骨スープにニンニクシングルまで乗せちゃったからネギなんぞあってもなくても同じであった。昔はネギどころかモヤシまで抜いて食ったもんだが今じゃどっちも平気になったぜ。
ときわ台の下頭橋ラーメンは初訪だが学生時代に幾度となく足を運んだ行列店の元祖、環七土佐っ子ラーメンの味を今に継承するお店。
これこれ。背脂ギトギトで縁を持てない丼が正しき土佐っ子の遺伝子。ついでに床が脂でツルツルして不用意に歩くと転倒しそうだったら感涙モノだが、そんなマニアックな要素に魅力を感じるのは俺みたいなバカだけなので、そこはどーでもよい。
web情報通り池袋の環七土佐っ子よりオリジナルに近い。柔らかバラチャーシュー、固い食感の濃い口メンマ、半分に切っただけかと思わせつつ実はスライスされたゆで玉子、見た目ギトギトなのに意外と後味はしつこくない豚骨スープ。懐かしいし美味かったけど客は俺一人で先客も後客もなし。日曜でランチタイムを外れてた事もあるが、やっぱ現代のラヲタに持て囃される店じゃないんだな。ちなみにこちらもネギの存在感は背脂にかき消されてた。
そして今日は目白の丸長。実は土曜日にも足を運んだのだがアホみたいに並んでて、ダメだこりゃと思いつつ吉祥寺へ軌道修正したのでした。今日は外待ち6人程度で、席に座って注文した数10秒後につけそばが出てくるという相変わらずの超高速回転。
ネギの量に少し怖じ気づいたが食ってみると此処の個性派スープと相性抜群。なるほどー、こうなるのか。前記二店とは比較にならない程ネギがしっかり仕事してる印象で、六厘舎の冷凍つけ麺のレシピにあったネギをたっぷり入れないと六厘舎の味になりませんの文言が思い出される。うむ、丸長のつけそばも同様だったんだな。命尽き果てる前にその事を知れたのは幸せであった。
思えば20代の頃にも一度ネギ克服にチャレンジしたのだが、その時は1回ネギ入りでラーメン食ったら苦手さを再認識しただけで終わってしまった。そう考えると今回のチャレンジは怖いほどに順調。色々とタイミングが良かったのかね。
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