御巣鷹の尾根に行く その1
今日から私的三連休。ここのところ休みは昼から飲んだくれて終わるパターンが多く、時間はもっと有意義に使わねばと思いつつ表題通り群馬県の御巣鷹の尾根へ行ってきた。実を言うと此方へ出向くのは3回目で最初は4年ぐらい前だったか、4月下旬にならないと登山道が解放されない事を知らずに上旬か中旬に行ってしまい全くの無駄足。2回目は2019年の秋口。台風19号の被害が甚大で通行止めになっており、これまた骨折り損のくたびれもうけ。自宅から片道3時間近くかかるし高速代もバカにならないから凹むわ。
今回はしっかりwebで情報収集し、今月からようやく慰霊登山が可能になったという事なので朝から映ちゃん号で御巣鷹の尾根へ向かう。ちなみに県道124号線から側道に入ると何とも不気味なトンネルが幾つも待ち受けている。前にも後ろにも車は居ない事を確認し、掟破りだけど数秒一時停止して画像に収める。
正に地獄の入り口といった印象。それなりに日本全国走り回ったつもりだけどこれほど不穏な空気が漂うトンネルも珍しい。
2回目に行った時は確かここから先へ行けなかった筈。
最初に行った時はここで足止め。150km近く走ってきて残り3.4kmなのに先へ進めないなんて・・と暫し茫然自失。あの時はホントに悲しかったわ。
傍らに妙な植物が生えてたので1枚。何なのかグーグルレンズ先生に聞こうと思ったらauは圏外。後にこの画像で検索したらマムシグサなる有毒植物ですと。野イチゴみたいだね~なんて不用意に食ったりすると危険。
山道入り口に駐車スペースがあり、着いた時は数台の車が駐まってたけど帰り際には画像の通り映ちゃん号しか居なかった。途中すれ違った車の台数も登山者も指折り。観光地じゃないしアクセスがかなり悪いから例え日曜でも訪れる人はまばら。
登山者の為に杖が沢山置いてある。俺は借りなかったけど年配の登山者にとっては正に転ばぬ先の杖。これの必要性は実際に登ってみると身に染みる。
はあ、この辺にも熊が出るのか。
これは山道入り口付近だけど先に行けば行くほど傾斜がキツくなっていく。駐車スペースから昇魂之碑までは徒歩800m前後だが急勾配なので相当に体力を消耗する。
webで得た情報によると4-50分かかるとの事だったけど俺は30分前後で到着。帰りは行きほど辛くないから20分程度で降りられたものの結構ヒザにくる。帰宅後も膝の違和感が抜けないから肉体的なダメージは登りより降りの方が深刻かも。
fitbitをチェックすると76階分昇降した事になってる。まあ確かにそれぐらいの運動量かも。
老体には堪えたけど以前から訪れたいと思っていた場所だし、来た甲斐は充分にあった。メディアを通じて知ったつもりになっていても実際に事故現場を訪れたら印象は全く異なり、他人事と思えなくなる。あの有名なU字溝や、なぎ倒された山肌の大木をこの目で見ると絶対に風化させてはいけないんだと身の引き締まる思い。
なお、その2では慰霊碑の画像を公開するけど黙祷を意を込めてコメントは無し。
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