鉄腕アトム 地上最大のロボット
思ったより早く届いた。鉄腕アトム全巻も様々な形態で出版されてるけどこのサンコミックス版が一番安かったから迷わず即決。状態はそれなりだが読めりゃいいので万事OK。で、何はなくとも地上最大のロボットを一気読み。
これまた凄い作品だった。浦沢直樹さんがこのエピソードに感銘を受けたのは4歳の頃だったそうだけど、そんな幼児にまで米ソ冷戦や各国で繰り広げられる核兵器開発合戦の虚しさと不毛さ、更に人間の私利私欲の為だけに生み出された破壊兵器プルートウの悲しさをダイレクトに伝えてしまうんだから正に神の偉業。ちなみに公式サイトで情報を漁ると執筆時期は1964-65年。俺が生まれる1-2年前か。
PLUTOに登場する主要ロボット7体の名称は原作通りでゲジヒト刑事なんかほんの数ページしか登場しない。そのキャラを主役に据え、話を広げて再構築する浦沢さんの着眼点と発想力もまた非凡かつ見事としか言いようがなく。20年近く前の作品捕まえて何を今更熱く語ってんだか。
さておき原作を読むまで保留した俺の判断は正しかった。これで心おきなくPLUTOに没頭出来るな。その後は鉄腕アトム全巻制覇へ着手。正にマンガ三昧の日々。
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