2023年3月に劇場以外で観た映画
美女と野獣(1946)、恐怖の足跡、カリガリ博士、黄金時代、緑色の髪の少年、ROAR/ロアー
以上6本。WOWOW録画からアマプラ利用へ移行し、最初は順調だったのだが手塚マンガ大会を始めてから一気に失速。
動画配信サービス利用を始めて最初に着手したのは未見リストの穴埋め。故に古典作品が大半を占める。で、最初に観たのはコクトーの美女と野獣。詩人の血とかオルフェみたいに攻めたアバンギャルド作品なのかなと長らく思ってたけど普通に楽しめちゃう古典的寓話って印象だったな。
恐怖の足跡は未見リストへ何故加えたのか覚えてない比較的マイナーな作品。誰かに勧められたんだっけか。世界観が魅力的な古典ホラーだけど既視感ありありなのは後にこの作品をリスペクトして制作された作品の影響か。ロメロやシャマランもこの作品に影響を受けたらしいけど観れば納得って感じ。
カリガリ博士は未見だった事を恥じるべきTHE古典。ドイツ表現主義の先駆けで、とにかく舞台背景が面白い。恐らくはハリボテだけど100年以上前の映像作品としてはこれで充分。今観ても充分に幻想的だし。ブニュエルの黄金時代も古典中の古典。ダリと組んでアンダルシアの犬の世界観を更に広げて長編化した感がある超絶アヴァンギャルドで観てるとトリップしちゃう。
ロージーの緑色の髪の少年は大昔に蓮實先生だったか山田宏一さんだったかの書いた批評に触れ、ずーっと気にしてたものの観る機会がなかった古典作品。反戦物だけど今の時代にも通用する差別やイジメ問題へ一石を投じたメッセージ色の強い作品。
ROARは80年代初頭にロアーズという邦題で動物パニック物的に公開されたB級作品なれど何故かカルト化してて、一体どういう事なのか情報収集したら本編に登場する100頭を超えるであろうライオンやらトラやらの猛獣は別に調教されてる訳じゃないんだと。故にスタッフ・キャストの怪我人続出・・つーか、よく死人が出なかったもんだと呆れ返るトンデモ映画。この事実を踏まえて作品に触れると震えが来るほどの恐怖感を覚える。作った奴は間違いなくキチガイだよ。
取り敢えず鉄腕アトム全巻を読み終えたら映画鑑賞モードへ移行するつもりだけど今のペースだと今月中旬以降だな。
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